誹謗中傷はやめてほしい・・来年の選挙をめぐって

 街角にポスターが目立つようになった。来年4月21日が投票日となった区議会議員選挙に向けて、誹謗中傷が始まっている。
 なんと、私が代表を務める<荒川こども応援団>の事務局長のせんのりこさんが幸福の科学だという話を3人から聞いたという人がいたのである。びっくり仰天!!
 せんのりこさんの長女は先天性の障害をもって生まれた。今まで障がい者に接していなかったであろうせんさんは当然混乱した。混乱の中で、「ママのおなかをえらんできたよ」等、多くの著書のある産婦人科医と出会い、胎内記憶のスピリチュアルな世界を求めた。療育の様子を含め、2010年「希空のそら」と題した漫画を出版した。
 障がい児を産んだ親が宗教に心の癒しを求めた事例をいくつか知っている私は、我が子の障がいを受け入れていく過程だと理解し、障がいをもつ我が子の療育に熱心で、二日小1年と来年幼稚園入園の3人のこどもを育てるせんのりこさんの大変さを目の当たりにして、考えさせられていた。さらにせんのりこさんは、不登校のこどものフリースペースを友人と松戸でつくり、モンテソーリ幼稚園で働き、米粉マイスターの資格をとってイタリアンのお店でも働いてきた。
 東日暮里から町屋に引っ越したせんさんだったが、王子特別支援学校に通う娘と地域のつながりがないのを憂いて、私が呼び掛けた<みんなのおうち三河島>の住民として東日暮里に戻ってきた。今、日曜おやつカフェで、こども達と素敵なおやつをつくっている。

 せんさんが8年前に関わった出版社が幸福の科学とつながっているという。だからせんのりこさんは、幸福の科学だと言うのだ???
 なんと心ない言葉だろう・・・8年前のせんさんが、幸福の科学と知っていて漫画を出版したわけではないし、今も、幸福の科学とは全く関係がない。誹謗中傷以外の何物でもない。まだまだ差別的な社会に生きている障碍者とその家族の苦しみに寄り添い、支援する気持ちに欠けているのではないだろうか。
 さらに、選挙に立候補する予定の人も言っているというのだから、いやはや・・・。

 だから、政治の世界は嫌われる。いじめだの誹謗中傷だの、関わると自分が傷つく。私みたいに病気になる人もいる。

 でも、政治の世界に関わって、社会を変えていくしかないと思う。
 障碍者とその家族に寄り添い、人権が守られる社会をめざして。

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