富山知事には女性を!川ぶち映子さん

走るスーパーボランテイアかわぶち映子さん がんばれ!

10月25日投票の富山県知事選挙に女性が立候補している。

全国フェミニスト議員連盟で女性議員を増やす活動を続ける富山県の山下清子さん(シャキットとやま)から情報を知って、富山まで出かけて行った。

川渕映子さん(71歳)、元保育士。1974年20代で訪問したベトナムを96年再訪。昼は物乞いをし夜は路上で寝る子どもたちを見て、何かしなければと富山で「アジア子どもの夢」を立ち上げた。リサイクルや手作り品販売、募金・・・で資金を調達して救援物資を運んだ。教育施設まで作った。

東北大震災の時には「東北エイド」(エイド=救済)を立ち上げ、数え切れないくらい南三陸、石巻などに通った。今も全国の被災地を回っている。こうしたボランテイアを続けながら、政治こそが大事だと、様々な選挙にも関わってきた。

「スーパーボランテイア」という称号がまさにぴったりだ。陸上選手だったという言葉通り、宣伝カーの上から降りて走っては、辻演説に集まる人たちのそばに駆け寄る。その姿はまるで20代。どこででもすぐ眠れるというボランティアで鍛えた体力もある。

富山県社会福祉協議会やYMCAの評議員を務め、2016年自由党民主党社民党共産党が連携して「オールとやま県民連合」を結成し衆議院選挙で女性候補者を出した時には共同代表をつとめた。富山の有名人なのである。

今回の富山県知事選は、5期目を目指す官僚出身の現職に対し、維新の推薦を受けた会社元社長の新人という男性2人の保守分裂に、革新系の女性(かわぶちさん)という3人の闘いである。

川渕映子さんは、「困っていること 嘆けば愚痴 動けば政治」を掲げて、行動力とつなぐ力のある女性知事の誕生をと訴えている。

コロナ対策では、世界の女性リーダー(ドイツ、台湾、フィンランド、ニュージーランドなど)の決断力、行動力がメディアで報道され、素晴らしい女性リーダーの時代到来に私は拍手した。富山の女たちは1918年米騒動に立ち上がり、全国に波及、内閣は辞職した。その気運は脈々と繋がって現代に至る。少子高齢社会ウィズコロナの今こそ、女性運動の歴史ある富山で女性知事の誕生を待ちたい。

(富山県知事女性候補としては72年前第2回知事選挙で僧侶の鞍馬可寿子さんが立候補している)

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