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はっきり見えたボケの入り口ボケの出口

フレデイ松川著 集英社文庫
 私は、著者の患者さんへの思いやりが感じられる語り口が好きである。認知症の予防を説くことはもちろんだが、認知症になってもだいじょうぶ、患者さんにヘルパーさんが助けられる場合だってあると書いてあるのが、いい。

依存症は回復できる

 サンパールの小ホールで行われた特定非営利活動法人マック・リブ作業所の、ビギナーズセミナー;「アルコール・薬物依存症からの回復者の体験発表」に参加した。
060903_1325~0002.jpg  先進地である、アメリカ・ミネソタ州のドーン・ファーム見学のスライドを上映。小ホールは超満員。
 全国マック協議会は、全国12箇所に作業所があり、その一つが、荒川区南千住のマック・リブ作業所である。
 マックとは、毎日グループセラピー(仲間と一緒にミーティング)を行っている、アルコールや薬物依存から回復したいという仲間の集まるセンターである。・・・どんなにひどい依存者でも、マック・プログラムを自分に正直に守れば、必ず回復できるという希望のメッセージである。12ステップによって回復している多くの仲間がそれを証明している。(リーフレットより)
 自分の人生を見つめ、依存症の原因を考え、仲間と共有することが回復への道なのであろう。そして、自らの体験を語るということ自体が、回復のステップアップになるようだ。正直に、自分が触れたくないことをあえて、話すという事が必要で、「何より、仲間がいるから立ち直れる」という体験発表した人たちの言葉は重い。
 競争が激化する日本では、自殺が3万人を超え、うつも急増しているとされる。きっと、依存症も増えているのだろう。今日の体験発表は、依存症であろうとなかろうと、誰しもが抱える問題を様々に示唆していて、私自身、考えさせられた。思春期の息子達や若者達に聞かせたいと思う内容であった。
 

歌と踊りの祭典

 手造りコンサート№32「福祉ふれあい」コンサートが芸術劇場で開催された。多くの荒川区民が参加し、芸術劇場中ホールの大きな舞台で日頃の練習の成果を披露した。声楽家のつだゆりこ先生は、障がいがある人もそうでない人も歌や踊りを通して交流の輪を広げようと、区内で30年以上指導を続けてこられた。先生の指導で練習を重ねているサークルが数多くある。ひとりひとり丁寧に接しておられる先生の姿勢は本当にすばらしいと思う。
 豊島区のサークルも参加していて、ご一緒した豊島区議会議員の大谷さんから「荒川区には芸達者な人たちが多いのね」とお褒めの言葉をいただいた。
多くのボランティアに支えられての開催である。ありがとう、お疲れ様。
 複式呼吸法で歌を歌い、踊りで体を動かす、多くの笑顔が輝いていた。
060828_1505~0001.jpg  知的障がい者がすばらしい太鼓を披露
060828_1609~0001.jpg  車椅子ダンス
060828_1644~0002.jpg  コールコアラの皆さんとフラダンスの愛好者が一つになった

外国人研修生  時給300円の労働者

 ・・・壊れる人権と労働基準    外国人研修生問題ネットワーク編 明石書店
 読んだあと、アジアからの研修生達のあまりの過酷な生活に気分が悪くなった。日本人ってどうしてこうなのか・・・。
 今朝の朝日新聞一面に「外国人実習生 低賃金で酷使 雇用側の不正増加」と報道されている。ぜひ、中国人実習生からの手紙をはじめ、彼らの訴えを読んで、日本の現実を知ってほしい。

無言館ノオト   他

 ・・・戦没画学生へのレクイエム  窪島誠一郎著 集英社新書
 以前、無言館_戦没画学生「祈りの絵」という画集を見たとき、おもわず引き込まれた。戦争中の、そして戦地に赴く前の若者達がどんな想いで絵を描いたのだろうと・・。
 長野県上田市に無言館ができた経過から今日までの様々な想いを館長が語る。思わず引き込まれた。2006年の8月15日に読んだ本として記憶しよう。
靖国の戦後史  田中伸尚著 岩波新書 2002.6.20発行
   なぜ国家は戦死者を追悼する場所を求め続けるのか?
靖国問題   高橋哲哉著  ちくま新書 2005.4.10発行
   哲学で斬る「靖国」 思想の問題として、正確な論理で靖国問題を読み解く