Category Archives: 知っておきたい数字

貧困率 世界第2位

1位 アメリカ13.7
2位 日本  13.5
3位 アイルランド11.9
  <2000年調査>
  経済協力開発機構(OECD=加盟30カ国)2006年7月20日発表
相対的貧困率とは、可処分所得の中央値(10人中5位の人の所得)の半分に満たない生産年齢人口の割合=低所得者の割合
今年の成人に、自分達の世代のキーワードは?と聞くと「格差」を選ぶ人が多いらしい・・・。

少年犯罪は減っている

 「少年犯罪は減っている」というと「意外だ」という人が多い。「最近の若者は道徳心に欠け、犯罪も増加している。教育が悪い」というような議論をよく聞くが、統計では、少年犯罪は減っている。とりわけ、貧しかった戦後から比べると激減している。
 日本は、国際比較では、少年による凶悪犯罪が非常に少ない国だという。教育が悪いと言うがために、少年犯罪が凶悪化し、増加しているというイメージが作られているのだろうか。
 また、50代以上の男性による殺人が異常に多い国だという。年間3万人もの自殺者を出し、中高年の男性の自殺が増えていることとも関連するのかも・・・。
詳しくは、少年犯罪データベース http://kangaeru.s59.xrea.com/
 
 一方、少年院入院中の男子の5割、女子の6割が児童虐待の被害者であるという。児童虐待の増加は、犯罪を誘発するともいえる。
<参考>
反対討論:「(仮称)青少年健全育成基本法」の制定を求める意見書提出について 
                              2004年第一回定例会

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肉を食べるということ

「食べ物は商品じゃない」 竹内直一著 七つ森書館 によると
牛肉 1kgを生産するために必要な穀物は 20kg
豚肉 1kgを生産するために必要な穀物は  6.5㎏
鶏肉 1kgを生産するために必要な穀物は  4.4㎏
卵   1kgを生産するために必要な穀物は  2㎏
お肉はこんなにもぜいたく品なのである。感謝して食べよう。世界の食料不足について考えるのも「食育」の一環であろう。

食料自給率

有事に備えるなら、まず第一に食料自給率を何とかするべきではないのかしら・・・。
日本  40%
イギリス 74%
ドイツ   96%
アメリカ 125%
フランス 132%   (カロリーベース)

貧困率 世界第5位

日本の貧困率(所得中位者の半分以下しかない者を貧困者と定義)はOECD加盟諸国で第5位
しかも、働いているのに貧困層に入る人口が多いのが日本の特徴らしい。
メキシコ     20.3
アメリカ       17
トルコ        15.9
アイルランド    15.4
日本         15.3
ポルトガル     13.7
ギリシャ       13.5
イタリア       12
オーストラリア   11.9
スベイン       11.5
イギリス       11.4
ニュージーランド 10.4
カナダ        10.3
ドイツ         10
オーストリア     9.3
ポーランド      8.2
ハンガリー      8.1
ベルギー       7.8
フランス       7
スイス        6.7
フィンランド     6.4
ノルウェー     6.3
オランダ      6
スウェーデン   5.3
チェコ       4.4
デンマーク    4.3
 連合総研は2つの原因を挙げている。
一、政府の社会保障給付(児童手当・失業給付・生活保護など現金給付のみを分析)および税による所得格差の縮小策が、日本は他のOECD諸国に比べ極めて貧弱なことである。
二、日本における広汎な低賃金(パート賃金)の存在がある。子どもがいる片親世帯の貧困率は、日本よりも米国、英国、カナダ、オーストラリアまた地中海諸国が高いが、働いている片親世帯の貧困率は、日本がトルコとともに60%以上で群を抜いて高い(米国でも約40%)。また、生産人口における貧困層においても日本は2人働き世帯所属の貧困者がその4割弱、1人働き世帯所属の者が3割強を占め、無業者は1割強である。一方他の先進国の貧困層では、2人働き、1人働き世帯所属の貧困者の比率は大幅に小さく、無業層が中心となっている。
 

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