ヒャクニチソウ
リサイクルは環境破壊だと主張している武田邦彦(中部大学教授)さんを招いてのシンポジウム(主催:NPOごみ・環境ビジョン21、東アジア環境情報発伝所)に参加した。以前からリサイクル関連のHPに武田氏の主張は紹介されているので、気にはなっていた。
最近の著書「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」(洋泉社)は25万部以上売れたという。「資源7倍・ごみ7倍になるリサイクル」「猛毒に仕立てられたダイオキシン」など、刺激的な内容らしい。
武田教授に反論する陣営は以下の通り。ご本人も「敵陣に乗り込んできた」とおっしゃっていたが、議論しようという姿勢は立派なものである。
● 遠山千春(東京大学教授、化学物質の健康影響を研究)
● 中下裕子(弁護士、ダイオキシン・環境ホルモン国民会議事務局長)
● 村田徳治(循環資源研究所所長、廃棄物・化学物質問題コンサルタント)
● 西ケ谷信雄(全国都市清掃会議元調査部長)
● 八木雄一郎(リサイクル事業者、明円工業工場長)
● 杉本裕明(朝日新聞記者)
私の感想は「武田説はやはり、あやしい」。
ペットボトルのリサイクル量が業界の言う14万トンなのか、武田氏の唱える3万トンなのか、あるいは、PETを1回使って焼却するのに使う石油が96gなのに対し、リサイクルに使う石油は、業界の言う62.5gなのか、武田氏の言う238gなのか、数字については、私には判断できない。
しかし、ダイオキシンで死んだ人はいないから毒ではないとする武田氏の主張は、遠山教授と中山弁護士に完全に論破された。武田氏は、論理の飛躍が過ぎるのである。
おそらく、PETリサイクルについての数字も飛躍があるのではないかと思わざるをえない。
しかし、武田教授も地球環境保護・ごみ減量という基本は同じである。今後の専門家どうしの議論に期待したい。
決算委員会の議論で、私は再度「ごみ減量」について質問した。処分場で埋め立てられる産業廃棄物処理の減量徹底や、区民のごみ減量意識の向上への取り組みなど。
たしかに、容器リサイクル法で、事業者の費用負担があいまいになっていることが、大きな問題だと思う。便利さの代償であるリサイクル費用をなぜ、税金でまかなわなければならないのか、業界のいいなりになる自民党政権に本当に腹が立つ。
といっても、区民の意識向上も区の大きな仕事である。
武田教授は大量消費をやめ、「PETは5回リユースしよう」とも言っておられる。私は、PETを夏中、水筒代わりに持ち歩き、来賓席や会合などで出されるPETはすべてご遠慮させていただいた。
おでかけには、鍵と財布と水筒PETをお忘れなく!!である。
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