先週24日の金曜日午後4時過ぎ、諏訪台中で用務主事さんが玄関脇のガラスを清掃中、地下体育館横の明り取りの空間に転落し、お亡くなりになった。翌日朝、発見されたとのことで、痛ましい事故である。
彼が最後に磨き上げたガラスはピカピカで、仕事熱心さがうかがえて、悲しかった。とても気さくな方で、生徒から、アニキのように慕われていた。享年41歳。
この、明り取りの空間は、学校が建設された当時、地元町会の2歳の女の子が柵の間をすり抜けて、間一髪、落下を免れたことがあり、地元町会から落下防止の鉄の格子を設置するように要望が出た場所である。しかし、当時の教育委員会は、予算がないということで、ネットを張って終わりとしたそうである。
彼は、そのネットをつたってガラスを拭いていたようだ。危ないと注意したと学校側は言っているようだ。確かに、大人がネットに乗るのは危険である。
しかし、玄関脇の全面ガラスを掃除するには、明り取りの空間の周りをつたうしか方法がないのである。用務主事さんなら、玄関の目立つ場所をきれいにしたいと思ったことだろう。25日は音楽祭、26日には10周年の記念行事が予定されていた。
建物の設計時に、清掃管理をどのように継続していくか、考慮はされなかったのだろうか。その後の安全管理の上でも、悔いが残る。
副区長を責任者に、事故調査委員会が事故翌日、組織され、検討が始まっている。問題点を洗い出して欲しい。
心から、心から、ご冥福をお祈りします。
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