Category Archives: 読書コーナー

ナッチの日記

高橋秀子著 文芸社 http://www.sha-page.com/pc/main/top.php?usr_cnt=30074
 
 ナッチは先天性の滑脳症で脳のしわが少ないという障害をもっている、笑顔がかわいい女の子。2歳からの長期入院の日記をママが綴ったブログが出版されたもの。ナッチ誕生からのママの想いが自然体で語られていて、パパや三ノ輪の実家のじーじ、ばーばをはじめ家族や周りの人たちのあたたかい支えが、読んでいて何とも心地よい。

老いを自分の家ですごしたい

・・・デンマークの老人医療と社会福祉
中山博文著 保健同人社 1994
 年老いて、生活に障害が出てきたときに在宅ですごすのか、施設ですごすのか、地域資源の整備は?脳卒中の専門医が研修でデンマークで2年間を過ごし、老人医療介護を調査した経験を記している。10年以上前に書かれた本だが、問題点は今も同様だ。
 先の国会で成立した医療制度改革法では、38万床(介護療養病床13万床、医療療養病床25万床)を大幅に削減し、2012年までに(あと5年!!)医療療養病床を15万床にするという。
 これは実現可能な数字なのだろうか。荒川区でも特養ホーム待機者は700人。その受け皿が、病院なのではないか。
 「できるだけ在宅で」というのは望ましいが、在宅では暮らせない手厚い介護が必要な高齢者の居場所を確保することは最重要課題だ。

あなたの子どもを救えますか

野口桂子著(1998年) マネジメント社
 すでに、日本人のこどもによくある「いじめ」に焦点があてられています。
 アメリカは個性を褒め、自己表現を伸ばす教育が目的。「我慢して皆と同じように」という日本のような考え方ではないといいます。
 アメリカの小学校では子どもに関わる人々の層がかなり厚いようです。(ニューヨーク郊外ライでの話)こどもの悩みに対応するカウンセラーやスピーチセラピスト、リーデイングティチャー、リゾース・ルームティチャー(個人的あるいは少人数で教える教師)、ガイダンスカウンセラー、スクールサイコロジスト、バイリンガルテーチャー(英語を母語としない子どもへの支援)などなど。
 インクルージョン教育にも触れていて、ある子どもが思うように教室で学べていない場合、担任は親に伝えたうえで、このような子どもに関わる多くの人たちがチームになって、その子の情報をできるだけ多方面から得て話し合う、一方、普通学級で学ぶことで思いもしなかった自己表現が発揮されることがあるとあります。
 日本の教育の問題点がてんこ盛りです。

老いない体をつくる

 ・・・人生後半を楽しむための簡単エクササイズ
湯浅景元著 平凡社新書
 12月14日に50歳となった私にとって、今年最後に、ラッキーな本と出会うことができた。
「ながらエクササイズ」「エンジョイ・エイジング」「自然体に、自分本位に」・・・私にぴったりの内容である。エクササイズを三日坊主にはしないで楽しもう!!
 皆様、良いお年を!

はっきり見えたボケの入り口ボケの出口

フレデイ松川著 集英社文庫
 私は、著者の患者さんへの思いやりが感じられる語り口が好きである。認知症の予防を説くことはもちろんだが、認知症になってもだいじょうぶ、患者さんにヘルパーさんが助けられる場合だってあると書いてあるのが、いい。