藤澤元区長の裁判6.17

 6月17日の裁判を傍聴した。総務部長(当時)の証言で問題だなと思ったことをいくつかあげてみる。(以下、区長とは当時の藤澤区長のこと)
①区長が学校機械警備のA社社員4名を総務部長に紹介し、ほかのところでも実績のある会社だから使うことを検討するようにと指示。その後区長が再三A社をつかうように指示し、総務部長は、区内一括のほうが安いとは予想したが、分割して一部をA社が落札する方法を編み出そうとしていた。しかし、1984年から選定委員会で選ばれ、毎年特命随意契約で継続して警備してきたB社の入札値段は他社より安く、指名入札を行ってもB社が落札した。
*区長が特徴のある事業の検討を指示することはあるだろう。しかし、特徴の無い会社を特定して区の仕事を受託させようと指示する区長は×。裏金が動いたか?
*またしてもでてきた特命随意契約。これも検証すべし。
*区長の指示を受けてA社に仕事をまわすために、入札方法を変更したようだが、入札方法の変更理由の検討を担当は行わなかった?
②区長がスポーツセンター清掃委託のC社は○○議員の息子の会社だから新規からははずせと総務部長に指示。総務部長は政治的対立を契約に持ち込むのはよくないと進言した。その後区長は今受託しているものからもはずせと指示。はずせないなら、自分の政策を批判しないようにさせろと区長が発言。さらに、指名選定委員会で指名予定の会社一覧からC社を見つけて怒った。怒られた総務部長はC社を指名業者からはずした。
*区長は何でもできるってこと?一度はいさめた総務部長も区長に逆らえなかった。(几帳面な総務部長が区長がダメといった会社に×印をつけた書類を保管していたのはさすが)内部告発公益通報制度はやはり必要。現西川区長も公約しているので、何度も質問するのだが、区は不正防止委員会での議論を待ってとしか答えない。
今日はここまで。まだまだ続きます。
次回裁判は、7月1日(金)午後1時15分から 東京地裁530号法廷
            証人は高橋元助役

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