もったいない

 このごろ、「もったいない」という言葉が流行っている。2004年ノーベル平和賞受賞者のケニア共和国環境副大臣、ワンガリ・マータイさんが、取り上げたからだが、結構なことである。みんなが、もったいないと感じたことを「環境にやさしい」ように転換していけばいいと思う。
 
 レジ袋を辞退して、「マイバック」を持参する運動も、どれくらい広がっているのだろうか。韓国では、レジ袋の無料提供を止めたことでマイバッグ持参率が50~60%。になったという報告を読んだ。ごみ環境ビジョン21ホームページ参照www2u.biglobe.ne.jp/~GOMIKAN/index.htm#menu
 
 もっと、国がしっかりしなくては・・・と思う。容器リサイクル法改正にしても、事業者や流通業界の声が大きくて、地方自治体のリサイクル費用が増すばかりだ。
 「リサイクルすることによって、かえって資源エネルギーや社会的エネルギー、コストをよぶんに使ってしまう。ペットボトルが、石油からつくられるときのコストは約7.4円なのに、リサイクルするには輸送費などの集荷にまず26円。それを洗浄、樹脂化、再成形するには1円程度、しめて27.4円にもなる。新品ボトルの3倍以上。しかも、輸送の間に、トラックの運転手がお弁当を食べれば、それもゴミになる。かえってゴミが増えてしまう。」という意見もある。(武田 邦彦さん:芝浦工業大学)
 プラスチックリサイクルをどうするか、ごみの有料化をどうするか、生ごみだってどうするか荒川区としての課題もある。何よりも、『ごみ減量』に向けて、もっと区民や事業者の取り組みを促さなければと思う毎日である。
50801 061.jpg8月1日、早稲田大学国際会議場で開催された「生ごみは宝だ」生ごみリサイクル交流会2005 では、熱心な討論が行われた。(今年は第13回である!私がベランダでコンポストを始めたのがちょうどそのころ、長男が小学校入学のときだった。試行錯誤を続けている)

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