第4回定例議会終了

 「ギックリ首」から一ヶ月、完治したわけではないけれど、HPを再開します。ご心配していただいて、本当にありがとうございました。今日で私も51歳、こうやって歳をとっていくのだなと実感します。
 
 昨日、12月議会が終了、一般会計補正予算(西日暮里保育園や保健所の改修、南千住西口ふれあい館等)や荒川区一般職の任期付職員の採用に関する条例を可決した。区民が利用する会館に関わる予算も多いので、情報公開につとめるよう要望した。
 西日暮里ふれあい館の指定管理者に学校法人道灌山学園を指定するにあたり、私は高齢者事業の強化、とりわけ、孤立しがちな高齢者のネットワーク作りにふれあい館も関与できるよう要望する討論を行った。


西日暮里ふれあい館指定管理者の指定について 賛成討論
 今回、継続が提案されている東日暮里ふれあい館の指定管理者と同じ、学校法人道灌山学園が西日暮里ふれあい館の指定管理者として選定されています。道灌山学園は、西日暮里において幼児教育の輝かしい歴史を積み上げてきた学校法人であり、選定の審査においても、乳幼児や児童対象の事業に高い評価が出されています。地域での子育て事業を推進拡大する意味でも、期待しています。
 さらに、期待するところを申し上げたいのは、高齢者事業の強化です。学校法人道灌山学園の組織図では、東日暮里ふれあい館が学童保育委託事業に位置づけられていること、西日暮里ふれあい館の館長、副館長が幼稚園教諭・保育士・教諭の資格であることを見ると、子ども中心の事業展開となるかもしれませんが、道灌山学園保育福祉専門学校では社会福祉士の養成もされていますので、大いに期待するところです。
 東日暮里ふれあい館の指定管理者継続に際し、同じ敷地にある都営住宅の高齢者何人かにお尋ねしましたところ、皆さん、東日暮里ふれあい館に行ったことがないとのことでした。「はじめてなのに参加していいかどうかわからない、費用がかかるかもしれないし」とおっしゃるのです。10人程度のことですので、一概には言えませんが、ごく近所の高齢者がふれあい館を利用していない傾向があるように思います。これは、東日暮里ふれあい館に限ったことではないでしょう。元気でお出かけ好きの高齢者がふれあい館・ひろば館を転々と利用して、楽しんでいらっしゃる一方、情報量が少なく、社交的でない高齢者は、ひきこもりがちというのが現状ではないでしょうか。
 ふれあい館は、土日も、夜も開館していて、地域コミュニテイ・住民サービスの大きな資源となりえます。道灌山学園の西日暮里ふれあい館における高齢者対象事業企画案には、「一人暮らしの方もふれあい館へ来れば友だちとお話ができる、買い物に出たついでに休憩所代わりに寄り道ができる、何か困ったときに相談できる職員がいる」事業運営をめざすと示されていますので、期待するところです。ぜひ、近隣の高齢者が気軽に集えるような仕掛けをお願いしたいと思います。現在、社会福祉協議会が区内各所で展開しているふれあいいきいきサロンをふれあい館で実施するなどもひとつの方法かと思います。こういう事業は、ふれあい館の事業者だけでは運営できません。高齢者福祉課・民生委員児童委員・町会・地域包括センター・商店街などと社協が連携をとって見守りのネットワークを形成しているわけですが、このような孤立しがちな高齢者をささえるネットワークの中にぜひ、ふれあい館も加えていただきたいと要望いたします。
 以上で討論を終わります。

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