議会のあり方

 2月7日、議長から議会運営委員会に対し、「高度化・専門化・技術化する行政に対応した議会のあり方」について諮問が出され、4月末までに答申を出すよう求められた。
 地方分権の時代に対応する議会のあり方について、議員同士で議論しようと私が幹事長会で提案したのを議長に受け止めていただき、議会運営委員会という公式の場で議論することになったことは歓迎したい。
 ただ、参考資料として配られた、「高度化・専門化・技術化する行政に対応した議会のあり方(案)」(議長・副議長提出)には、「本会議開会中のみが議員が活動する期間であり、その他の期間は活動していないという批判もあるように十分な理解が得られていない」、「議員の職務は他の仕事に就いてその合間にできるような仕事ではなくなっている」などどと背景が語られているが、私の現状認識とは全く違う。
 もし、「その他の期間は活動していない」などと言われる議員がいるとしたら、もっと、自らの活動の情報公開をするべきである。
 議員は、何らかの専門や職業を持っているほうが、広い見地から、行政への評価・批判や政策提言ができるという意見が多くなっているのではないだろうか。アメリカやヨーロッパでは地方議会は、職業人が勤めを終わった夜間に開会される自治体もあるという。
 議員と住民の意識のずれも指摘されるところである。いかに、議会を情報公開し、住民の参加を進めるかが課題だと私は思うのだが、これから議論していきたい。
 
 昨年の第2回定例会で、費用弁償は廃止となった。そのとき、宿泊を伴う視察費用は認め、日帰り視察の費用は認めないという、不合理な条例が、賛成多数で可決された。それで、あらためて、「視察ってどうなっているの」と思い、調査してみると意外なことが判った。
 荒川区議会議員は、ひとり年2~3回、委員会としての視察がある。常任委員会・調査特別委員会の全議員1回づつと議会運営委員会(10人)。
 23区を調べてみると、委員会視察がない区が2、殆どの区は常任委員会のみか常任と特別を交互に行っており、常任と特別両方毎年という区が2、常任も特別も議会運営員会も3つ揃い踏みというのは、なんと荒川区だけなのである。荒川区議会が視察好きなことが判る。税金を使って視察をするからには、より詳細に事前勉強をし、報告をし、どのように区政に提言したかを明らかにしなければならない。
 
 千代田区議会でゴルフだのドライブだのと判明して、大騒ぎになった、自由視察は、荒川区議会も含め、いくつかの区で採用している。どこの区も、報告を求めていない。
 さまざまな論点がある議会改革であるが、今後、議論を重ね、成果を上げることが求められている。

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