子どもの貧困・社会排除問題

 20日、総務企画委員会で、(財)荒川区自治総合研究所から子どもの貧困・社会排除問題研究プロジェクト中間報告が報告され、参加した。貧困問題の研究者と自治体が共同研究する意義は大きい。
 「これは子どもの貧困」と区職員が考えたケースを集め、貧困の原因を分類し、救済策と予防策を打ち出そうとする区の姿勢に期待している。
 委員会外の委員の発言も求められたので、私は、リスクのある児童の把握(特定児童という言い方はあまりよくないけれど)をお願いし、日本人の「他人に迷惑をかけてはいけない」という規範意識も事態を悪くしているのではと研究をおねがいした。誰かに助けを求めれば、少しは救われるのに、周りの人が気づいてあげれば、そこまで悪くはならないだろうにと思うケースがあるように思う。地域・家族の支えが薄くなりがちな現代、下町人情を誇る荒川区の良さを発揮したいところだ。

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