獅子舞

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あなたはお正月の風物詩として獅子舞を思い出しますか。
 荒川区育ちの今の40代の人達には「子どものころ、獅子が家に回ってきた」と記憶にあるようだ。獅子に「頭」を噛んでもらうと、その後御利益があると言われていて、お正月の獅子舞や、神社のお祭りの際には、特に子供の成長、人々の長寿を祈願して頭を噛む。
 日暮里中央町会では、毎年お正月に、成人を迎える若者達を獅子舞で祝う。鞆絵太鼓のこどもたちがお囃子を担当、太鼓グループ七星の青年達が獅子舞を演じる。
 3年前から、老人施設へ慰問に出かけている。今日明日、花飾りがついたトラックが寒風の中、区内各所を走り回っている。獅子舞の記憶のあるお年よりは、手をたたき、涙を流して、喜んでくれる。                                 (特養ホームグリーンハイム荒川にて)
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スマトラ沖大地震・津波被災者支援のおねがい

 スリランカやインドにおいて被差別当事者を中心とした差別撤廃運動を担ってきた反差別国際運動アジア委員会のニマルカ・フェルナンドさん(在スリランカ・コロンボ)、ブルナド・ファティマ・ナティサンさん(在インド・タミルナド州)が、緊急支援を訴えているそうだ。
 部落解放同盟など人権問題に取り組む団体により結成された国際NGO・反差別国際運動(HPはhttp://www.imadr.org/japan/)が募金を呼びかけている。
 今、各国政府も緊急支援に尽力しているが、私たちも、できることをしていきたい。
 部落解放同盟といえば、一昨年5月から差別はがきを大量に出し続けていた容疑者が逮捕され、12月24日に東京地裁で公判がはじまったという。解放同盟組合員の名をかたって品物を注文し、脅迫文を送りつけ、近隣に差別文書をばらまくという悪質な犯罪である。荒川区にも不安と恐怖に苦しんだ人がいる。身近に許せない差別が起こっている。
 なによりも、人権が大切にされる社会でありますように。

物は言いよう

斉藤美奈子著 平凡社
 公の場での性や性別についての好ましくない言動の基準をFC(ファミコード)として提案。社会人としてのマナーを身につけるために、大勢の人に是非読んでもらいたい。いわゆるジェンダーバッシングのほか、女と男をめぐる諸問題について「ホント、そうだよね」と同感できる。きっと斉藤美奈子さんも文壇で苦労しているのだろうと思ってしまった。

男の見方 女の見方

養老孟司 長谷川眞理子共著 PHP文庫
 医学博士と理学博士のリレーエッセイ。生物学者である長谷川眞理子さんは「多くの性差には生物学的基盤があるだろうと思っています。しかし、・・・・・それはたいして大騒ぎすることではないと思うのです」という。人種差別では差別する側の人間が「それは差別ではない」ということは許されないのに、性差別の場合はいまだに、それが通用するという指摘に納得。

あけましておめでとうございます

 今年は雪の中でお正月を迎えた。「災」の年であった2004年の最後に、スマトラ沖大地震の津波で10万人を超える人々が被災したことはいつまでも記憶に残るだろう。
 阪神淡路大震災から10年、アジア太平洋戦争敗戦から60年の今年、少しずつの歩みを確かなものにしていきたいと思う。
 ホームページもリニューアルして、今年の活動をスタートします。よろしくお願いします。