出会い系のシングルマザーたち

鈴木大介著 朝日新聞出版
 あまりの現実に言葉がない。女が稼ぐ方法としての売春。とてつもなく「寂しい」という気持ち。セーフテイネットと教育の重要性を思う。

怖い食中毒&感染症

 1年半前、大田区の保育園で腸管出血性大腸菌O111の集団感染があり、1名が失明するなど重い障害を園児達にもたらした事件があった。区役所の対応に問題がいろいろあったことを告発するサイトを紹介していただいた。
告発・園内感染  http://shudankansen.cwahi.net/
 改めて、食中毒の怖さを広く伝え、保育園・学校などで、感染が広がらない体制を準備しておくべきと思う。まずは、東京都のHPにあった、予防のポイントを確認しよう。
 そういえば、堺市のO157の原因は解明されていないのではないか。しかし、感染を防ぐ危機管理体制は行政の中で位置付けられているはずなのだが・・・。
 予防のポイント
 
外食や調理の際の注意
肉の生食(レバ刺しやユッケなど)は避け、十分に加熱しましょう
肉を焼くときの取り箸やトングなどは専用にして、口に入れないよう注意しましょう
生野菜はよく洗い、ハンバーグなどは中心部まで十分に加熱しましょう(十分に加熱できたかどうかの目安として、ハンバーグの中心から透明の肉汁が出ることを確認します)
調理の時、手指はこまめに洗いましょう。特に、生肉を扱った手指は、他の食材や器具に触る前に、石鹸で十分に洗いましょう
生肉を扱った調理器具は、使用後すぐに洗剤で洗い、熱湯等で消毒してから、他の調理に使いましょう
 個人衛生
トイレの後、調理・食事の前、汚物処理の後は石鹸と流水で十分に手を洗いましょう
動物に接した後は、石鹸と流水で十分に手を洗いましょう
患者の介護をする人は、下痢便に触れないように使い捨て手袋を使い、はずした後も十分に手を洗いましょう
下痢症状のあるときは入浴の順番は最後にし、シャワーを使いましょう
下痢症状のあるときは、プール(特に子供用簡易プール)の使用は控えましょう

グリーンパール・DV防止計画他・・7月福祉区民委員会

区からの報告
(1)平成21年度グリーンパール那須の運営状況について 
 築27年を経た、グリーンパールの利用状況は、昨年より区民利用が880人減、一般利用434人増の1万6647人(区民・一般はほぼ同数)。区役所からのバス運行がなくなって、75歳以上の区民の利用が減っている。建物の補修は区が行ったうえで、日本ビューホテルがH23年まで無償貸与で経営していて、昨年度は双方にそれぞれ20万円弱の収入となった。この不況下で健闘している。
 しかし、今度は建物の改修費もかさむだろうし、H24・25年に10年間の温泉使用料として各1980万円の出費が予定されている。
 今後、グリーンパールをどうするか、区としても、検討したいということだった。
 私は、区民に情報を公開して、今後の区民保養所をどうしていくか、議論をまきおこしてはどうかと提案した。価値観の多様化し、レジャー情報が氾濫する時代である。自分の別荘のようにグリーンパールに通う区民がいれば経営は安定するだろうから、区民に問うしかないと思う。
(2)「荒川区配偶者暴力の防止及び被害者保護のための計画」の策定について 
 私も一般質問で取り上げたところだが、実効があがることを期待している。ていねいな被害者支援で実績を重ねてきた民間団体との連携や助成、加害者プログラムの研究を要望した。
(3)「荒川区男女共同参画社会推進計画」の策定について
 公募の委員も募集せず、半年で作ってしまうのは、残念だが、関係団体枠に、いろいろな区民の参加を期待したい。10年前に推進計画を作ってから、政策決定の審議会等での女性委員の割合も17%で変化がない。「目標はH17年に30%を超える」という記述もあったにもかかわらず・・・。進捗状況を把握する委員会を開催したかどうかもわからないというお寒い状況だ。前藤沢区長の時の不幸な「条例づくり」のマイナス面を払しょくして、新しく出直してもらいたいと思う。
(4)荒川区生活安全条例の一部改正について
 防犯対策の充実を図り、暴力団等への対策を強化するために9月に条例改正予定だという。区民、事業者の責務に警察への通報や啓発活動への協力が追加され、安心感より息苦しさを感じてしまう。
(5)荒川区営住宅条例の一部改正について
 同じく暴力団員排除のための条例改正。9月議会で提案。
(6)自殺予防事業の取り組みについて
 荒川区の自殺者は、毎年50人前後で、最近増加して区も対策を打ち出した。人口10万人あたりの自殺者の割合が23区の中でも2~4位。「気づく、つなげる、支える」施策を全庁挙げて取り組むという。HPに自分及び家族のメンタルチェック、相談窓口、ゲートキーパー研修や講演会など。
 多くの区民が、気づきに敏感になるような展開を期待する。

白いリス

 7月11日の冒険遊び場に、白いリスが来た、と聞いた。白いシマリスのようだったらしい。
 荒川区で唯一の「森」。私はこれまで、西日暮里公園は森というには小粒だから「林」と言っていたが、リスが来たと教えてくれた学生さんたちは、「森です」と言ってくれた。緑の少ない荒川区でリスも住む森は本当に貴重だ。
 冒険遊び場を始めて1年が過ぎ、毎回、親子連れでにぎわっている。保育を志す若者が手伝ってくれて、ますますいい雰囲気になっている。かっこいいプレーリーダーのお姉さんが、冒険遊び場はイベントではなく、日常の遊び場であってほしいと言っていた。
 こどもたちの遊ぶ環境に「自分の責任で自由に遊ぶ」という視点が必要だ。与えられた、管理が行き届いた遊び場だけではも物足りない。創造性を育む遊び場を!!

地方議員

佐々木信夫著 PHP新書
 地方分権の時代、地方議員をどう位置付けるか、考えさせられる。問題点が網羅されているが、区民とともに答えを出していくしかない。