グリーンパール・DV防止計画他・・7月福祉区民委員会

区からの報告
(1)平成21年度グリーンパール那須の運営状況について 
 築27年を経た、グリーンパールの利用状況は、昨年より区民利用が880人減、一般利用434人増の1万6647人(区民・一般はほぼ同数)。区役所からのバス運行がなくなって、75歳以上の区民の利用が減っている。建物の補修は区が行ったうえで、日本ビューホテルがH23年まで無償貸与で経営していて、昨年度は双方にそれぞれ20万円弱の収入となった。この不況下で健闘している。
 しかし、今度は建物の改修費もかさむだろうし、H24・25年に10年間の温泉使用料として各1980万円の出費が予定されている。
 今後、グリーンパールをどうするか、区としても、検討したいということだった。
 私は、区民に情報を公開して、今後の区民保養所をどうしていくか、議論をまきおこしてはどうかと提案した。価値観の多様化し、レジャー情報が氾濫する時代である。自分の別荘のようにグリーンパールに通う区民がいれば経営は安定するだろうから、区民に問うしかないと思う。
(2)「荒川区配偶者暴力の防止及び被害者保護のための計画」の策定について 
 私も一般質問で取り上げたところだが、実効があがることを期待している。ていねいな被害者支援で実績を重ねてきた民間団体との連携や助成、加害者プログラムの研究を要望した。
(3)「荒川区男女共同参画社会推進計画」の策定について
 公募の委員も募集せず、半年で作ってしまうのは、残念だが、関係団体枠に、いろいろな区民の参加を期待したい。10年前に推進計画を作ってから、政策決定の審議会等での女性委員の割合も17%で変化がない。「目標はH17年に30%を超える」という記述もあったにもかかわらず・・・。進捗状況を把握する委員会を開催したかどうかもわからないというお寒い状況だ。前藤沢区長の時の不幸な「条例づくり」のマイナス面を払しょくして、新しく出直してもらいたいと思う。
(4)荒川区生活安全条例の一部改正について
 防犯対策の充実を図り、暴力団等への対策を強化するために9月に条例改正予定だという。区民、事業者の責務に警察への通報や啓発活動への協力が追加され、安心感より息苦しさを感じてしまう。
(5)荒川区営住宅条例の一部改正について
 同じく暴力団員排除のための条例改正。9月議会で提案。
(6)自殺予防事業の取り組みについて
 荒川区の自殺者は、毎年50人前後で、最近増加して区も対策を打ち出した。人口10万人あたりの自殺者の割合が23区の中でも2~4位。「気づく、つなげる、支える」施策を全庁挙げて取り組むという。HPに自分及び家族のメンタルチェック、相談窓口、ゲートキーパー研修や講演会など。
 多くの区民が、気づきに敏感になるような展開を期待する。

Comments are closed.