Author Archives: seno

ドイツ・シュレーダー首相発言

 私は民主的ドイツの代表者として、虐殺された人々と、また、特に強制収容所の地獄を生き延びた皆様に対して、私の恥を表明いたします。・・・・強制収容所での悲惨と苦悶と悲嘆はこれからも決して埋め合わせることはできません。ただ、犠牲者の子孫と生存者のみなさまに一定の償いを実現することは可能であります。・・・・・現在生存しているドイツ人の圧倒的多数は、ホロコーストの罪を負ってはいません。・・・国家社会主義の戦争を民族虐殺を心に刻むことが・・・・私達の国民的アイデンティティーに属していることに変わりは全くありません。心に刻むことは、ひとつの道徳的義務であります。私達はこれにより、犠牲者、生存者、またかれら係累に対してのみ責任があるのではなく、否、私達自身にとっても責任があるのです。
2005・1.25 アウシュビッツ解放60周年記念日・国際アウシュビッツ委員会式典にて(週間金曜日2005.3.18号より)

日本女性の自殺率

 民主党男女共同参画委員会のヒヤリングに参加した。3月にニューヨークで開催された第49回国連女性の地位委員会閣僚級会合(北京+10会議)について竹信三恵子さん(朝日新聞)と大沢真理さん(東京大学教授)が報告した。
 衝撃だったのは、日本女性の自殺率がおそらく世界一高いだろうという大沢さんの話。WHOの統計では、世界で日本の自殺率は10番目に高い。女性では、数字の上ではスリランカ・中国についで3位だが、統計が古かったり、一部だったりするので、おそらく、日本女性の自殺率は世界一ではないかというのである。高齢になるほど、自殺者が増えるという。中年男性の自殺も多いが、日本は、安心して生きることができない国なのだ。
 竹信さんから、ニューヨークの会議の報告があった。アメリカの中絶を認めない動きは他の国からは総スカンだったようだ。北京綱領の再確認がおこなわれたものの、どれだけ効果的な取り組みがされているかが課題とされた。日本の、女性の収入・政治参画など、差別実態が改善していないことが問題となった。
 大沢さんからは、ブッシュ政権の軍事増強・財政赤字・経済収支赤字をごまかす戦略として「癒しとしての宗教や家族の強調・フェミニズムへの憎悪」が煽られていると分析があった。アメリカの保守回帰の世界戦略は、日本のいわゆるバックラッシュと軌を一にしていて、まさに、世界経済問題である。

続きを読む

倉敷視察

50323 001.jpg50323 004.jpg
 3月22日、子育て環境調査特別委員会で倉敷市のファミリーサポート事業と子育て支援センターを視察。人口44万人、面積299平方キロメートルの倉敷市。車が無いととても不便だとか。ファミリーサポート事業は荒川区と違って直営で、所長以外は非常勤体制。学童クラブの送迎などが多いとのこと。市の人権政策部の男女共同参画課の中に位置づけられている。
同居している男女共同参画推進センターの広報誌などは、荒川区よりずっと充実していた。というより、荒川区には男女共同参画の広報誌はないのだから比べようが無い・・・。
 子育て支援センターは健康福祉プラザのすばらしい施設の中にあったので、びっくりして写真を撮るのを忘れてしまった。保健所・床可動のプール・生きがいデイサービス・個人処方のトレーニング等健康づくり・障害者への訓練や相談センター等が公園と共に一同に会しているセンターであった。広い場所があるのがうらやましい。健康づくりは10年前から計画をたてて取り組んでいるとのこと。健康づくりに取り組み始めたばかりの荒川区は出遅れているのを実感した。子育て相談については、障害をもったお子さんに関することが多いようだった。
 右側の写真は、江戸情緒の名残をとどめる観光名所として指定されている「景観地区」。

次世代育成支援計画

2005.3.25 子育て環境調査特別委員会
 荒川区次世代育成支援計画がまとまった。素案の発表に対して、区民から様々な意見が寄せられ、子育て支援への区民参画を望む意見も多かったようで、結構なことである。
 5カ年計画として、幅広い観点からの子育て支援が盛り込まれたが、きちんと予算をつけ、着実な実施をお願いしたい。今日の委員会では、次の点を要望した。
1、とりわけ「食育」が強調されているが、食育にこだわらず、基本的な子育ての常識を親に伝えて欲しい。・・・・最近気になるのが、幼子を夜遅く連れ歩く親をよく見かけること。夜型生活は子どもの成長を阻害する。小学生までは「夜9時には寝かせる」習慣をつけるものだと思う。保健所で行われている健診の参加率は高いそうなので、ぜひ、若い親達に警鐘を鳴らして欲しい。
2、子育て中の親達が「応援してもらっているな」と感じられるように、計画や施策の内容の広報に努めて欲しい。・・・ひろば館や子育てサロンの開催など、実施していることを知らない親達がいっぱいいる。せっかくいろいろ応援するのだから、よ~く知ってもらいたい。
3、300人以下の企業には努力義務となる次世代育成計画の策定だが、産業振興課や勤労福祉センターなどで企業と接するときには、「男性も含めた働き方の見直し」「仕事と家庭の両立」のために企業も努力するよう呼びかけて欲しい。
4、計画遂行の評価をするときには、すべての項目にわたって、実施内容と評価をおこなって欲しい。・・・計画に掲載されている「実施予定」は「主な項目」だけなので、念のため。

ONEピース交流会

50321 006.jpg「ひとりひとりが主役」と題してみんなのつくったフリースペース《ONEピース交流会》の活動発表会があった。みんなで撮影したビデオ「車いすの仲間たち」、ONEピースの活動を紹介したビデオ「ひとりひとりが主役」。ビデオを撮ったり撮られたり、土でお面を作ったり、ガラス細工に挑戦したり、ONEピースに集う仲間達のいきいきと楽しそうな笑顔が印象的だった。
 学校に行かない、年代、ハンディーの有無などを越えていろいろな人たちが集うフリースペースの活動は、今年は助成金があるとはいえ、ボランテイアで支えられている。助成金がなくなったらどうしようという不安定な活動である。しかし、居場所作りの意義は大きい。なんとか活動が維持されて、輪が広がることを願う。50320 021.jpg