ドイツ・シュレーダー首相発言

 私は民主的ドイツの代表者として、虐殺された人々と、また、特に強制収容所の地獄を生き延びた皆様に対して、私の恥を表明いたします。・・・・強制収容所での悲惨と苦悶と悲嘆はこれからも決して埋め合わせることはできません。ただ、犠牲者の子孫と生存者のみなさまに一定の償いを実現することは可能であります。・・・・・現在生存しているドイツ人の圧倒的多数は、ホロコーストの罪を負ってはいません。・・・国家社会主義の戦争を民族虐殺を心に刻むことが・・・・私達の国民的アイデンティティーに属していることに変わりは全くありません。心に刻むことは、ひとつの道徳的義務であります。私達はこれにより、犠牲者、生存者、またかれら係累に対してのみ責任があるのではなく、否、私達自身にとっても責任があるのです。
2005・1.25 アウシュビッツ解放60周年記念日・国際アウシュビッツ委員会式典にて(週間金曜日2005.3.18号より)

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