住民基本台帳大量閲覧制度

 自治体窓口で公開されている住民基本台帳から、母子家庭を割り出し、悪用した犯罪が報道されている。夕方一人の家庭を狙った少女暴行容疑者の自宅に180人分のメモが見つかった。 音楽教室開催と偽っていたのだという。
 荒川区では、大量閲覧の申請を受け取ったら、会社をきちんと確認して、閲覧を許可している。
 ちなみに、2004年4~6月の閲覧状況は次のファイルのとおり。読みにくくて申し訳ないが、左から、請求年月日・請求者・閲覧目的・対象・閲覧項目・閲覧時間(時間)手数料(円)の順に記載されている。Download file
 しかし、自分の住所や生年月日、家族の状況をしるした住民基本台帳を、知らない間に他人に見られているというのは納得できない。個人情報保護の観点から大量閲覧は廃止してほしい。荒川区は、法で認められている以上、裁判で訴えられたら困るという見解。NPO情報公開クリアリングハウスhttp://homepage1.nifty.com/clearinghouse/が住民基本台帳大量閲覧制度の実態調査を行い、住民基本台帳法の改正を提案している。

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