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那須視察

 グリーンパール那須の今後を考えるため、福祉区民委員会として板橋区・北区の保養所を訪問した。
 板橋区の民間借り上げの保養所はリニューアルして、オーナー制のリゾートホテルになった。シックな雰囲気の内装に統一され、オーナーの私物を置く収納庫が用意されていて、一般客の宿泊も募っていた。法人オーナーも多い。板橋区は申し込みを受け付けるだけのようだ。
 北区は、那須高原学園という教育施設を、区民、一般(区外の人は1000円高い)にも提供して利用率をあげている。中高年女性グループの利用が多いという。一般利用のために先生たち用の風呂を家族ぶろにし、そのつど子どもたちの宿泊部屋をカラオケルームに、おみやげ売店もそのつど設置するなど、職員の労力は大変だろう。塩田支配人の徹底したサービス精神は感動ものだった。
 荒川区のグリーンパール那須は、稼働率も80%を超え、一般客にもいい温泉だと人気が高い。区民にもリピーターは多い。
 しかし、築27年。これから経費が増加する。 
 23区の中でも、台東区、世田谷区、足立区は区立保養所を廃止した。
 あっさり廃止してしまえば、一番経費節減になるけれど、惜しむ声が多いと思う。難しい・・・。

保育園待機児ゼロをめざして

                    (決算委員会での要望のつづき)
 ・西日暮里6丁目税務署使われていないテニスコートに西日暮里保育園の改修時に保育園がプレハブで建てられていた。区はその後も使わせてくれと国に要望したが、どうしても認められなかった。しかし、政権交替後、国も遊休地の貸与に動き出し、今では貸し出すと言っている。他区でも、国有地に保育園を設置している。
 国有地・都有地を洗い出して、保育園設置など有効活用をおねがいしたい。
・上の子を保育園に預けて、下の子を出産した場合、いったん仕事を辞めてしまうと、2か月で仕事に就くか、保育園を辞めるかという選択をしなければならない。2か月という期間をのばせないかという要望がある。民間会社では育児休業を実際はとれず、ましてやパートで働いていれば辞めざるを得ない場合も多い。柔軟に対応してもらいたい。

男女平等への取り組み

 先日の決算委員会で男女平等への取り組みについて要望した。
 荒川区の審議会等の女性委員の比率が昨年度は19.4%となり、16~17%に低迷していた今までから、少し向上したのは良かった。 閣議決定では202030=2020年までに30%としている。さらに努力をお願いしたい。
 区職員の女性幹部職員は? 
     69人中9人 13% 
 
 幹部職員希望者がとても少ないのが荒川区の悩み。女性職員の皆さんにはぜひ頑張って幹部職員をめざしてほしい。現幹部職員の応援もお願いしたい。
 男性育児休暇取得者は?
     昨年度1名

 男性に育児休暇取得をすすめる職場風土をお願いしたい。
アクト21の活用を 
 たとえば、23区の男女平等センターの図書費の予算は荒川区が一番少ない。図書コーナーもあいうえお順で整理されていたり、古い資料しかなかったり、行くとがっかりする。もっと活用されるよう工夫してほしい。
 10月1日、中山経済産業政務官が、またしても、女性差別発言を行い、全国から抗議の声が上がっている。以下、全国フェミニスト議員連盟の抗議文を紹介する。
中山義活経産政務官、「日本女性は家庭で働くのが喜び」発言
を撤回し、ニ度とこのような発言をしないと約束してください。

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非行少年の立ち直り促進を

 昨日で議会は閉会した。
 荒川区議会として①エコポイント継続 ②子ども子育て新システム撤回 ③尖閣諸島問題
の3本の意見書が可決された。私は②については、学齢以前の子どもを親が働いているいないにかかわらず一元的に、大切に育てていこうという方向性には基本的に賛成である。子育て条件を悪くするなんてことが起こりえないよう、十分に議論を尽くすべきと思うので反対、③については、中国及びアメリカや周辺各国と緊密に話し合う平和外交最優先と思うので退席した。
 生活安全条例の改正に関わって、非行少年の立ち直り支援を求め、以下の賛成討論を行った。
  私は、議案第54号 荒川区生活安全条例の一部を改正する条例について賛成討論を行います。
 この条例改正は、暴力団排除の姿勢を強化し、犯罪防止に努める区の姿勢を明らかにしたものです。お隣の台東区に暴力団事務所が開設されたという報道もあったことから、時機を得た条例改正であると思います。
 犯罪防止という観点から、荒川区で取り組むべき課題はいろいろあります。全国各地で取り組まれている地域安全マップの考案者でもある、犯罪社会学者の小宮信夫立正大学教授は、犯罪を起こさせない環境整備とともに、非行少年の立ち直りのための早期介入を提唱されています。イギリスやアメリカで取り組まれている、メンター制度や、修復的司法についての紹介は、今後、日本で取り組むべき地方自治体や地域の課題を提起しています。ぜひ参考にしてほしいと思います。
 この9月から、足立区では、警察と協力して綾瀬に相談室を開設しました。今後は支援員が非行少年の自宅を訪問する取り組みも始めるようです。区の就学・就労セミナーを紹介したり、職場体験や大学生有志による学習支援への誘導を図るとしています。
荒川区の昨年の統計では、非行少年177人、不良行為等をいれると1200人の少年たちが、警察のお世話になっています。少年たちは、家庭や学校に居場所がなくて非行に走るものです。ぜひ、荒川区でも、非行少年たちの立ち直りを促す個別支援体制をつくるなどの犯罪予防対策と地域での啓発活動に取り組んでいただきたいと思います。
また、高齢者の万引きが増え、厳しい生活に耐えかねてわざと刑務所に入る再犯者が増加している現状では、孤立を防ぐ福祉的観点からの取り組みも、ぜひ、お願いしたいと思います。
暴力団に入るきっかけは、非行少年時代に世話になった、失業し家を失った時に世話になったという理由が多いといいます。暴力団が居場所のない人たちの受け皿になっていた面があります。温かい地域社会づくりを目指す荒川区ならではの、犯罪予防対策を期待して、賛成討論を終わります。
 

子どもの貧困や非行について

子どもの貧困~子ども時代のしあわせ平等のために  
    浅井春夫 松本伊智朗 湯浅直美著    明石書店
 荒川区でも熱心に取り組んでいる子どもの貧困・社会的排除問題。いろいろ本がでているが、さまざまな取り組みを考える上で、この本は必修といえるのではないだろうか。、区政で取り組みが遅れている、中卒前後からの問題についても非常に参考になる。
犯罪は「この場所」で起こる   
    小宮信夫著  光文社新書
安全はこうして守る~現場で役立つ防犯の話    
    小宮信夫編著  ぎょうせい  
 暴力団排除のための生活安全条例の改正提案から、犯罪防止の本を何冊か読んだ。犯罪防止のために「少年非行のへ早期介入を」という提案に考えさせられること大である。