保育園給食 06・01・12福祉地域振興委員会

1、保護者から保育園給食の民間委託について出されていた陳情を審査。結果は不採択。
2、汐入のはなみずき保育園は最大定員150人だが、1月4日から定員54名でスタート。65名の応募があった。認証保育園や家庭ママさんの定員を勘案して定員をきめるそうだ。
 入れなかった人たちは短時間不規則勤務など、保育園の入園に必要な要件を満たしていないということだが、必要に応じた保育が提供されているのだろうか。
 認証保育園や家庭ママさんで対応したのか、一時保育で対応するべき保育需要だったのだろうか・・・。
3、私立尾久隣保館保育園 (定員190人) 建て替え後1月10日保育開始
4、ハイツ尾竹 母子室(20世帯) ショートステイ(2世帯対応) 2月1日開始
5、チェジュ市長が1月13日 荒川区を公式訪問
 
1について
 陳情趣旨は、全保護者への説明会と利用者の意見の反映を求めるものなので、趣旨採択と私は表明した.
保育園給食の民間委託は、いい事業者を選べるかどうかにかかっている。そんなリスクを負わないですむ今の直営が望ましいところだが、そうはいかないのが現実だ。
 いい事業者を選ぶことについては、プロポーザル方式で人員確保や継続性、社員研修、衛生管理など、事業者の創意工夫で質の高い給食を提供する志の高い事業者を選んで欲しいと思うのだが、荒川区は、区の指定した業務を遂行してもらうだけだから、業者の創意工夫は考えられないので、条件をつけ、指名競争入札で業者を選定すると表明した。しかし、条件をつけ、仕様書でしばることを優先するよりも、企画提案書を出す事業者の力を引き出す方が得策と私は思う。
 民間委託を実施している9区のなかでは4区がプロポーザルで業者を選定している。保護者の代表が選定委員会にはいっている区もある。保護者の参加は区民参画をすすめ、給食への関心を高めるうえで有効だと思うが、荒川区にはその考えがないのが残念だ。
 労働関係法令上、人材派遣か請負か適正化を求めている労働局に問い合わせると、調理作業を始める前に文書で仕事を指示した後は、指示の変更はできないのが原則という。保育園では、こどもの登園後、体調やけがの発生などで食事内容の変更はあると想定される。これは違反ですかと問うとグレーだといわれ、結局、現場の実際のことは判断しかねるので、(学校給食については)東京都の教育委員会や保育園担当部署と調整が必要だとなる。
 こんなあいまいな形で民間委託が進められるなんて、ほんといいかげん。行政の縦割りは、都合の悪いことはお互い触れないということか。
 今後も保護者への説明会を継続し、事業者選定過程を公開するよう期待する。民間委託となった後も、保護者とともに、実態を見極め、よりよい給食を追求することが必要だ。
 

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