不正防止に関する調査について

 予算委員会で不正防止に関する調査について(管理職対象・H17・4・4)質問した。http://www.city.arakawa.tokyo.jp/temp/pdf/a001/b008/d00900007/3.pdf参照
 汚職事件の原因、背景にとして次のような意見が多かった。
1、組織風土に問題があった   38件
2、人事制度等に問題があった    5件
3、相談体制がなかった   2件
4、意思決定、トップダウンに問題があった  20件
5、契約方法等に問題があった  10件
6、トップの倫理観の欠如等   26件
7、上司の命令に逆らえないなど、職員の意識に問題があった 30件
1、については「トップの意向を全て是として無批判受け入れてしまう組織風土」、4、については「適正な手続きよりもトップの意向を重視する姿勢」があげられているので太字にした項目は同じ「上意下達」の組織風土をさしている。
 その組織風土が改善されてきたかどうかを質問し、トップダウンが過ぎないよう気をつけてくださいと言ったら、区長から「トップダウンというなら具体例をあげよ」と問われたのには驚いた。そこで、勤務時間外に行なわれたサンパール大ホールでの区長就任1周年の集会と年末に明らかにされた組織改正を例示した。区職員から問題視する声があがっているから、例示したのだが、「そんなことはない」ということだった。
 せめて「(そんなつもりはないが、)留意する」という言葉が欲しかったのに、残念である。
 総務関連メモ


06・2・22予算委員会 総務費 第2日
・ 庁舎のあり方、仮庁舎建設 拙速すぎるのではないか
   区役所公園に分舎をとも思ったが、反対の声、墓地候補地はつてで安く入手できた、健康づくりには保健所機能一体の方がいいので、がんセンターの隣に庁舎が必要。
・ 火災報知機
   5~6万世帯対象。消防署からの要望、荒川の町は火災が起こったら大変。取り付け、メンテナンス方法はこれから、高齢者には配慮する。
・ 庁舎の耐震
   内部で検討中、今後外部委員を含め検討する
・ 仮庁舎という名前では職員の士気にも影響する、きちんと名前をつけて
   真摯に検討する
・ 健康部署がプレハブ仮庁舎では困る
   プレハブといっても組み立て工法の意味、重量鉄骨は耐震にも配慮している
・ 庁舎増築と健康づくりのありかた、組織改正、議論が不足している
   健康づくり戦略本部で8月から議論してきた。拙速ではない。
・ 洪水ハザードマップ
区報で周知 避難所の指定はこれから
・ 災害時の専門職(医療従事者ふくむ)の区民の登録制を
初動時の体制作りで検討中、
・ 落札率と評価、原中の人工芝は? 
物品197件83,1%(昨年90.8%)  
工事120 93,4%(昨年96,1%)
原中は確実な施工で学校、住民からの評価も高い
・ 予定価格の見直しについては
   設計、積算部署が22区で問い合わせて適格な積算を行なう
・ ホームページ、メルマガの検討は
   ポータルサイトでメール配信付加、来年度から始めたい
・ 区民ひろば・ふれあい館飲食は可能にしてほしい
   和室・洋室軽飲食可能。カーペットのある部屋、多目的室は児童事業の用意の関係で飲食禁止だが、今後検討する
・ 入札方法 主管と経理で連携をとって
・ 区内業者を育てる
   制限付一般競争入札96%
・ スポーツセンター冷暖房 プロポーザルで
   いままでにない大きな設備なので、電気・ガスの事業者に提案してもらい、工事は区内事業者でと考えたが、区内では無理だった。提案事業者と実際の工事業者がちがうのはむりだったかも
・ エコアイスの設置方法がずさん、区として設置基準を決めるべき。今の工事はもっと厳しいものが求められている。
   防水工事とあわせて完全なものにする。備品について安全基準はなく、仕様書がある。室外機800キログラム。
・ 庁舎警備3300万予定のところ2100万で落札、
   適性に執行できるような金額を予定金額とする。労働集約型の事業は積算価格に人件費を記載して低入札価格に対応、最低制限価格制度も
・ 夜間警備員が苦情に対応している。1年ごとの契約でいいのか。
   区の非常勤職員として、夜間警戒待機を民間に委託して、区民に対応してもらっている。警備と区民サービスを兼ねるほうが現実的なのだが、検討する。
・積算価格の人件費わかっていないと声がある、
積算価格の計算方法不十分であったことを反省している。積算内訳書を聴取することで確実になる
・ エコアイス設備・工事80万円で大丈夫なのか。当時赤土小のエアコンは200万円かかった
   安全性は問題ない。設置方法については基準作りを検討
・スポセン冷房を工事請負ではなく、委託協定にした理由は
東電・関電工(施工)と契約,2回不調になったので委託協定で結んだ。
工事契約はいままでだと不調の場合は次年度予算で措置
特別な対応をした。
・ 不調になった企業が下請けに使われていることがあるのではないか。
   プロポーザル提案者も法令遵守の意識は高い。下請け業者の報告は受けることができるようになっている。
・ 最低制限価格制度を請け負いに拡大する方向というが目的は、ダンピングの悪影響への問題意識を持って欲しい
   法令遵守のため。サービスにみあった価格を確保すべき。 80%から3分の2の範囲で最低価格を決める規定がある。庁舎警備の入札最低価格事前公表してしまったことを反省。
・ 法令遵守の具体策は
   契約書に明記してあるが、今後関係法令を示唆。公益通報制度についても。公契約のみでは無理があるのも事実。
・ 政策入札 障がい者、環境配慮の検討、アンケートも
   検討課題としたい、障がい者雇用について区としてできることを考えたい
2・24総務
・ 首都大学卒業生に荒川区長賞を。荒川区の広報の意味。航空高専も
    大学側からの要請もある。提案を受け止めたい。
    学長は産業振興懇談会の委員でもあり、産業クラスターのかなめ
・ 消防団格納庫使い勝手悪い、自己負担もある、予算増額を、23区平均より遅れている
消防署が窓口、区としても支援。
・ 学校内格納庫がいくつかある、三日小の第七分団狭くて困っている、区に要請したけれど断られた経過がある。本部=活動センターがない
    第1・第4分団は活動場所がある、団員募集がむづかしい。学校へは要請済み
・ 初期消火のため、区の消火器は
    4200本配置
・ 町会での独自配置は把握しているのか
    実態は把握していない、町会におまかせしている。検討したい
地域安全安心マップに消火器を掲載する予定
・難聴対策屋外拡声局整備の内容、
    向き、音量調節可能な機種交換、音が聞こえないところに増設
    サイレンでの注意喚起も含め、検討する
・ 戸籍へのコンピューター導入、個人情報漏洩の危険性は、
    戸籍簿のマイクロ転写3ヵ年、4億かかる。23区では17区、全国で6割が実施済み。国からの補助金はなし、導入がおくれたのは、膨大なお金がかかるので予算化できなかった、区民の利用は1万2000件+8万2千件受け付けている。外国人婚姻の相談も増えている。職員の手作業が多く、戸籍にかかる費用の9割が人件費、個人情報漏洩のないように、戸籍は分離。
・ 個人相談室、情報コーナーも1階にできないか
    相談室は検討中、情報コーナーは考えていない
・ AED普及 少年野球の河川敷にも、倒れて5分以内だと助かる可能性が高い。指導者への講習受講を
    河川敷グラウンド格納庫に練習時持ち込む、講習の広報したい、
・ 講習回数は、少年野球のグラウンドに出向くこともしてほしい、置き場所の広報を
    今後の検討、消防署の協力を得る、あらゆる機会をとらえて実施
・ 貸し出しは
    117区内施設、16町会、2貸し出し
・ 個人情報漏洩
    職員教育、各課で管理対応できる体制に、責任体制の確立
・ 住基ネット
    転入転出利用12件、公的認証など関連経費1億1000万(初期8600万)
・ 多目的化、費用対効果の認識は、住基ネットカードの普及のために税金を投入するのはいかがか、外国人が使えない格差は
    図書館、自動交付機、荒川遊園電子マネー 区民の2%所持は23区トップ、外国人とは制度が違う
・情報システム管理、ブラックボックス化しやすい、業者まかせではないのか
    パソコン入れ替え、コンサルタント費(総研)、構築する業者と別に監査する業者=第三者的監査を行なう、構築段階から監査してもらう、セキュリテイを視野に要れ
・ 情報システム更新、総研は入札か、金額は適切か
    総研は一例、プロポーザルで、試行したら経費節減になった。他区との比較で検討、専門職員を育てるのは公務員制度では限界がある、コンサルを使える職員を確保
・ 初動体制
    50ccオフロード、普段から使用して緊急時に対応
・スピーカー音量調整のできるものに交換、5機増やす内容は?いままでの苦情に対応できるのか
103機のうち、来年度古いもの51機のうち25機取替え。
・ 火災報知機のとりつけ、以前尾久消防署からひとり暮らし高齢者に配ったが各家では取り付けられず、町会がとりつけた。取り付けまで確実に
・ 難聴対策葛飾区ではFMを活用、1985年の国際青年年の荒川でも取り組みがあった、普段は青年の活動として、
    1985年WAFM、町屋にキー局を開設、中学生から参加して区民まつりの日に放送。青少年の表現の場所として検討。文京テレビから試験放送の提案があった。
・ 帰宅困難者対策
    事業所にも広報、
・ 安心・安全パトロール
    2台から3台へ、平日午後1時から朝5時まで、昼夜交代制
・ 基本構想策定スケジュール
    審議会たちあげる、区政改革懇談会で報告をうけた、
・ 区政世論調査
    高齢者、防犯、美化
・ 区民の参加、協働を
・ 図書館のありかた懇談会で公募委員の活躍、懇談会の設置の今後は
    広い分野で区民の意見を求めるのがいい。区政改革懇談会でも有意義な報告がでた。懇談会は直接民主主義に近づくもの、役人が答えを書いているような懇談会では空しい。直接民主主義が幸福感につながるという研究がある。
・ ひろば館、ふれあい館の今後。和室は足がつらい、和室椅子
    宅建荒川支部協力を得て、用地確保にむけて動いている。10年以内。
高齢者の利用が多い。5館整備して現状を把握していく
・ ひなかざりなど伝統文化をふれあい館で
・ 西日暮里ふれあい館、調理器具も、多目的室に可動式ステージ
    地元の意見をできるだけ反映
・ やまぶきふれあい館 自転車置き場に屋根がない 障害者の駐車場入り口が遠い 和室でころんだ人も
    雨の日に自転車を奨励することになる、若者のたまり場になると困ると言う地元要望があった、既設館の十分な検討を行う、
・ おひなさま 旧暦 季節感を教えることはできないか
・ ふれあい館10年より早くならないか 鳥インフルエンザ対策
旧ひろば館売却が原則は変わっていないか
・ 管理運営費、ひろば館を残しておくから使いたくなる。
19ふれあい館トータルで7,7億から3900万浮く予定。
2・26総務
・ 政策顧問
     荒川区には活躍している人が大勢いる。議会の前に相談。
・ 職員は宝
     人財育成元年と位置付け、荒川区100年の計は人材育成、ビジネスカレッジ。
・ 想像力の豊かさが必要、樹木医・学芸員・福祉・プラネタリウム職員がすぐれているのは想像力
     自己啓発が大切、職員の能力開発のツールはいろいろある。
     大学への国内留学、部長級のセミナー研修
・ 担税能力のある転入区民,団塊世代をとらえる施策、「住んでみたい」江戸川区、クライングルテン=市民農園、畑と家を使う、グリーンツーリズム、姉妹都市提携の新しい方法をさぐるべき
・ 区民所得低下、実態把握、分析は大切、転入者の所得階層は把握できないか.
所得階層200万以下61%他区より多い、全国的な傾向、産業振興に力を入れる、実態把握は試みたが、むずかしい。転入者の所得は把握していないが、検討してみる。
・ ひとり暮らし国保3500人、生活保護水準以下ではないか、実態把握を
転入者が担税能力のあるかどうかも調べていないのではないか
    これまで、所得のきびしい層への配慮を重点に施策をしてきたはず、マンション購入者はある程度の担税能力を持つと考える。生活保護者増えているが、高齢世帯が多い。1200戸のマンションが区内で売れた。購入能力がある世帯。調査はむずかしいが充実していきたい。
・ 1万人の出入り、実態はどうなのか、高収入の人が転出かも、生活保護を受けないでがんばっている高齢者への支援が必要
・ 都区調整、200億のつかみ金で政治決着、調整率へ反映を
      都からの情報出なかった。来年度予算への影響が心配だったが、とりあえず政治的な決着。建設的な議論が必要。23区それぞれ立場が違う。
荒川区は不利ということでない。荒川区の立場をはっきり言っていく。課題ごとに都と調整していくあうんの呼吸。荒川区は制度によって救われている。
・ あそびサポーター登録
      消耗品・ボランテイア登録・
・ 施設禁煙、苦情は
      おおむね理解してもらっている、
・ 組織風土、トップダウン
・ 1周年、職員が自発的に、職員企業と同じではない。方法を考えるべき。 
サンパール5万円、自主研修、区長の意思を徹底するためには必要。
・ 5時過ぎの電話は警備員対応、コールセンター
電話1日70件、コールセンターは検討しているが、多大なコストがかかるので、詳細に検討中
・ 徴税費 税務総務費減額でいいのか
 定数2名減、特別区税、徴収率1.72%の増 非常勤徴収嘱託員、夜間窓口設置
・ 管理職訪問徴収もあったが、今は?
      新規採用職員の研修、区民の生活実態を知ることができる。個室で相談室を設置、65歳以上住民税がかかることになった人に事前に書類を送った。国税は2年間の研修を行なうが、区としては、養成期間が必要か、在籍期間は長い方がいいのか、検討していく

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