職員全員が不正防止監

 6日の予算委員会のしめくくり総括質疑で次の2点を質して、予算に賛成した。
①4月からの組織改正で不正防止監が廃止され、区政は新しいスタートを切ることになる。収賄事件再発防止策に取り組んできた区職員としての感想と今後の課題について
  (不正防止監の答え)不正防止監というポストはなくなるが、事件を風化させることなく、職員一人一人が不正防止監という意識で、今後とも職務に励んでいく。
・・・・・さすが、区民に親しまれている荒川区民の歌「あらかわ、そして未来へ」の作詞者である。うまいことをおっしゃる。ぜひ、頑張っていただきたい。
 実は7日の日、「荒川の名誉を回復する区民の会」の解散、打ち上げの会を行った。助役・区長が逮捕され、本当に情けないと、収賄事件防止のさまざまな方策を検討するために立ち上げた区民有志の会であった。区長選挙にあたり、候補者に具体的な収賄防止策についての公開質問状を出し、シンポジウムも開催した。西川区長をふくむ候補者の公約にも大きな影響を与えたと私は思っている。区民の皆さんからのカンパで支えられて活動してきたが、カンパを使い果たし、事務局メンバーが多忙となったので、解散という結果になった。
 昨年11月29日の 「区長就任1年、改革の成果を問う」シンポジウムでは、区の公益通報制度が通報者に証拠を求めるもので、効果が疑われること、区民や議員からの要望等の文書化の必要性などを議論した。再発防止策として、不十分な現状にある荒川区だが、区職員の努力に期待したい。
②入札における障がい者雇用促進の視点について、区の検討内容と、区の仕事の受託業者の実態調査について
  (経理部長の答え)福祉部と合議の上検討をすすめる
討論原稿から


新星クラブのしめくくり総括質疑を行います
4月からの組織改正に伴い、不正防止監が廃止されます。区長、助役が逮捕され、ふたつの裁判で明らかになったように、区職員の業者・議員との癒着、自由にものがいえない雰囲気、何よりも区民のために働いているという意識の欠落などが指摘されてきました。西川区長を先頭にさまざまな収賄事件再発防止策に取り組んできた区職員としての感想と今後の課題について不正防止監にうかがいます。
職員アンケートで、指摘されていた、藤澤区政において上司に意見すると左遷人事が行われたという点は、西川口長のもとでは、ありえないと思います。是非、職員間での意見交換を積み上げて、納得のいく区政を推進していただきたいと思います。
区長が公約に掲げられた、口利き等の文書化、すなわち、区民や議員からの要望等の記録化については、政策決定の透明性の確保という観点から、区職員が積極的に習慣化していただきたいと思います。
今後とも職員ひとりひとりが、納得して、区民のために力いっぱい働ける職場環境の構築に向けてたゆまぬ努力と、区政運営の情報公開をさらに進めるよう要望します。
次に、入札における障害者雇用促進の視点についてうかがいます。区長が公約にかかげられ、一昨年第4回定例議会での私の一般質問に対し、「入札において、障害者雇用促進に取り組む企業であるかどうかの視点を加えつつ、透明性の高い制度を導入する」と区長にお答えいただきました。今予算委員会の中でも、区長の障害者雇用への積極的な姿勢をお示しいただきました。
また、委員会で話題になりました、障がい者就労支援NPOフリージアが、キャンピングカーでのベーカリー事業をこの17日に区役所玄関前にて出発式を行い、18日からあらかわ遊園で販売開始するとうかがっております。区の顔であるあらかわ遊園で、障害者の働く場を提供するという区の姿勢は、障害者雇用への熱意を区内外に発信することになると歓迎しております。
区の仕事に関連して、障害者が働ける場はいっぱいあります。先頃、あらかわ遊園の管理業務にかかわっていた障害者が、入札で業者が変わり、職場をなくしたとうかがいました。残念なことです。
一昨年の一般質問の時には大阪府庁舎や市庁舎の障害者雇用の例をあげました。荒川区でもできるはずです。あらかわ遊園をはじめ、公共施設の管理清掃業務を、障害者の雇用に積極的に取り組む企業を入札時に優遇する方法について具体的に検討していただいているでしょうか。
また、私の一般質問に対し、受託した業者の業務の履行状況をきちんと評価するとお答えいただきました。是非、受託業者の障害者雇用の実態調査をお願いしたいのですが、いかがでしょうか。

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