サンパールのありかた

 19日の福祉地域振興委員会でサンパールのレストラン等の運営事業者の募集要項について報告があったが、「委員会としては了承することはできない」という議論になった。
 区からの報告は、1975年のサンパール建設時からレストラン及び結婚式関連施設については精養軒に行政財産の使用許可を行ってきた、指定管理者の導入にともない、公募型プロポーザルにより運営事業者を決定するため、4月20日から公募を始め、5月12日に締め切り、新しい業者に7月5日から使用許可を行う、というもの。
 昨年12月にサンパールの指定管理者を議決したとき、議論にならなかったのが問題なのだが、精養軒の営業部分は区との直接契約だったのである。区が指定管理者としたMKT共同事業体にきちんと説明しなかったのが原因で、精養軒と運営方法をめぐって、意見が合わず、精養軒が「もうやってられない」となったようだ。
 サンパールを丸ごとMKTに運営管理をまかせるのだと思っていた私は驚いたが、そう理解していたのは私だけではなかったようだ。行政もいい加減だが、議員もうかつだった。
 現状のレストランは閑散としているし、挙式利用者ゼロ、披露宴会場としての利用が年間10組ほどという。建設以来30年、時代は変わったのだから、サンパールのあり方を考えるときなのではないか。今回の指定管理者制度の導入でいい方向に向かうかと思ったが、一つの会館に二つの行政区分があるのではうまく行きそうに無い。この際、指定管理者の意見も提示してもらい、区民から意見を募集もして、議論したほうがいい。
 今回の事業者の公募はあまりにも、泥縄で、いい結果は出ないだろう。サンパールの先行きが見えないのでは、公募してくるかもしれない、事業者にも失礼に当たる。
 行政財産の使用許可を30年も同じ業者に出しているのはよくあることらしい。藤澤区長の収賄で「庁舎管理を同じ業者に30年も」と話題になったが、またしても・・である。問題がなければいいという感覚なのかもしれないが、はっきり言って、精養軒の料理は評判が悪く、私はいつも持ち込みでサンパールを利用している。
 確かに、議会で毎年、区民施設の利用について議論にはなるのだが・・・・。区民の大切な財産であるサンパールの利用状況についての評価と改善方法を掘り下げて議論しなくてはならない。
他には、
・第3期荒川区高齢者プランの策定について
・平日準夜間小児初期救急診療所の開設について

  6月7日から(予定)、医師会館一階(西日暮里6-5-3)において
  平日の19時から22時 
・あらかわ満点メニューについて 
 
 女子栄養大学を連携して、栄養士を店舗へ派遣、満点メニューを開発し、効果判定を行い、キャンペーンを実施する。補助金250円×100食×50店舗=125万円 予算合計は700万円
  01年の区民健康白書によると、荒川区の40歳代の高血圧患者は、23区平均の3倍となっている。介護度4・5の割合が23区で一番高い理由とも考えられる。キャンペーンの効果を期待しよう。
・児童手当の支給対象拡大について
  小学校3年まで→卒業まで 所得制限も緩和
 

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