7月4日、以下のような議案を可決して終了した。
最終日、私は、 荒川区ふれあい館条例の一部を改正する条例に賛成の討論(西日暮里ふれあい館建設に際し、西日暮里学童クラブの当事者に今後の学童クラブの移転について説明がされていないのはおかしい、介護予防や多世代のコミュニケーション振興のため、ひろば館の廃止について慎重に検討をと指摘)を行った。
議員提出議案第8号荒川区議会議員の報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例 議会出席手当3000円を廃止し、宿泊を伴うもののみ、旅費を支給するという自民党・公明党案は賛成20反対11退席1で可決。効率的な議員活動を行うためのこういう問題すら、議員同士が議論しあい、全会一致で決めることができない、荒川区議会のレベルの低さを憂う。
改めて、委員会視察について調べてみると、23区の中でも、「議会運営委員会は視察なし」「特別委員会は視察なし」などの区議会があることがわかった。私は8年間、委員会視察に基本的には参加してきたが、「事前調査について議論しないでいいのか」、「8人とか10人とかの所属議員全員が行く必要があるのか」、「最終日の自由視察が事後報告もなしでいいのか(私は行っているけど)」など、疑問点も多い。
議員一人当たり、常任委員会は11万円、特別委員会は7万円の旅費が予算計上されている。この情報技術が発達した時代に、もっと効果的な視察のあり方が検討されてもいいと思う。とにかく、宿泊(宴会つき)ありきのこの条例には反対。
議員提出議案第10号 年金記録問題への対応に関する意見書提出について
議員提出議案第11号 株式会社コムスンの不正行為への対応に関する意見書提出について
議員提出議案第12号 国・地方を通じた税財政制度の見直しに関する意見書提出について
東京と地方の格差が問題となっている。この際、根本的な税源問題の議論が必要だ。この意見書の文案は、東京の不利益を主張しすぎる面があるので、民主党・市民の会は提案者として名前を連ねることは遠慮した。
議員提出議案第13号 異常気象による災害対策や地球温暖化対策の強化・拡充を求める意見書提出について
議員提出議案第14号 中学3年生までの医療費無料化の速やかな実施を求める意見書提出について
議案第38号 荒川区副区長及び教育長の退職手当の特例に関する条例
現副区長・教育長も退職手当を受け取らないとのこと。
議案第39号 職員団体のための職員の行為の制限の特例に関する条例の一部を改正する条例
労働組合の、区との交渉の準備行為の時間の有給保障をとりやめる
議案第40号 荒川区議会議員の報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例
議案第41号 荒川区長等の給料等に関する条例の一部を改正する条例
議案第42号 荒川区教育委員会教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例
この3つの条例改正は、職員の期末手当の支給方法が変わり、改正しないと、区議会議員、区長、教育長などの期末手当が減ってしまうので、現行で維持するための条例改正。区議会議員等の報酬については、特別職報酬審議会で議論を深めて欲しいと要望した。
(その2につづく)
ふれあい館条例についての賛成討論は以下の通り
議案第45号荒川区ふれあい館条例の一部を改正する条例について、賛成の討論を行います。 区民の身近な施設である、ふれあい館の整備が着実にすすんでいることを示す、条例改正に賛成するにあたって、2点、指摘しておきたいことがあります。
ひとつは、この、西日暮里ふれあい館をあらたに建設するにあたって、西日暮里学童クラブをどうするか、当事者に説明のなかった点です。現西日暮里ひろば館 4階にある学童クラブ室には、一日小 ・ 六日小 ・ 峡田小・ひぐらし小から36名のこどもたちが通っているようです。学童クラブは小さいため、ひろば館の体育室 ・ 遊戯室 ・ 図工室 ・ 図書室などを活用して過ごしています。そのひろば館の代替施設としてのふれあい館に学童クラブが入っていないのですから、当然、利用者や地域の皆さんに説明を行う必要があったと思います。
5月12日、学童クラブの保護者団体である、荒川区学童クラブ連絡協議会の総会が行われ、区議会議員もお招きを頂き、私も参加しました。そこで、西日暮里学童クラブを代表して参加された方は、「西日暮里学童クラブの存続をと」と訴えられました。
私は、区が学童クラブを廃止することなどありうるとは思いませんが、当事者と区の意思疎通がないことに、本当にがっかりしました。六日小に学童クラブを移すなら、その事情を説明し、予想される問題点を整理しながら、保護者や地域と共に、よりよい学童クラブの運営をめざすべきです。なぜ、説明責任を果たせなかったか、総括し、今後に生かしていただきたいと思います。今後の子育て環境の整備は、ぜひ、保護者や地域と意見交換しながら、すすめてくださるようお願いいたします。
もうひとつは、現在のひろば館の廃止についてです。
先日、区のABCカレッジの入学式に際し、南千住在住の城戸真亜子さんの講演がありました。城戸さんは、お父様があちこちのひろば館でカラオケを楽しんでおられることをお話になり、区の取り組みに感謝しておられました。私の知り合いにも、あちこちのひろば館事業を楽しんでいるお年寄りがおおぜいいらっしゃいます。
現在進めている、区内19館のふれあい館の整備は、基本的にひろば館の廃止が前提となっています。 5年前に方針決定したとはいえ、その後、介護予防の必要性が認識され、元気に老後を過ごすためには、生きがいと、人付き合いが何より大切といわれるようになりました。高齢化率もますます増大しています。区としての高齢者の生きがい事業も今後さらに必要になってくると思われます。高齢者みずからがその担い手になること、そして、より多くのメニューがあることが望ましいという点では、ひろば館の活用も十分可能性があります。
また、先頃、子育て支援の取り組みとして新聞などでも報道された、みんなの実家@まちやは、あかちゃんからおとしよりまでが集う、大ぜいの家族の実家です。乳幼児、障がい者、高齢者など、ケアを必要としている人たちを、縦割り行政の視点ではなく、「ケアを必要としているご近所の人達」という視点で支援する地域ケアの取り組みが語られるようになりました。そういう意味では、実家のようにほっとできる空間として小規模なひろば館をうまく活用できるかもしれません。地域の事情は様々だと思いますので、ぜひ、区民ニースの把握に努めていただきたいと思います。決め細やかで、柔軟な区の対応を期待します。