石原ババア発言

 石原都知事の「有害なものはババア」発言に怒った女性たちがおこした裁判で昨日、判決が出た。
 東京裁判所は、発言が石原個人の見解であると認め、
「このような女性の存在価値を生殖能力の面にのみ着目して評価する見解が個人の尊重、法の下の平等について規定する憲法、男女共同参画社会基本法その他の法令や国際人権B規約。女子差別撤廃条約そのたの国際社会における取組の基本理念と相容れないことはいうまでもない」
また石原発言が「不適切な表現がもちいられている等もあって本件発言に接した「生殖能力を失った女性」又は「女性」の多くが不愉快な勘定を抱いた事は容易に推測される」「これに接した多くのものの中には深刻な受け止め方をするものもありうるという意味で、東京都知事という要職にある者の発言としては不用意であったと評ぜざるを得ない」
「しかし損害賠償や謝罪を命じることまで認められない」とした。
 こういう発言を平気でする政治家が大きな顔をしていて世の中よくなるわけが無い。
 明日告示3月13日投票の千葉県知事選挙立候補予定者 森田健作氏は「男らしさ、女らしさがなかったら、どうするのですか。後はオカマだけですよ!」と言い放ったという。http://blog.livedoor.jp/vote_chiba/
 人間として一番大切なものは、他人への思いやり=人権感覚だと思う。人権感覚のない大人たちが「えらい人」である今の日本の社会で、こどもたちに思いやりを求めるのは困難だ。


2001年11月の石原発言
 これは、ぼくが言っているじゃなくて、松井孝典がいってるんだけど「文明がもたらしたもっとも悪しき有害なものはババァ」なんだそうだ。「女性が生殖能力を失っても生きているっていうのは、無駄で罪です」って男は、80、90歳でも生殖能力があるけれど、女は閉経してしまったら子供を産む力がない。そんな人間が、きんさん、ぎんさんの年まで生きているって言うのは地球にとっては悪しき弊害って・・・。なるほどとは思うけど、政治家としてはいえないはね。(笑い)まあ半分は 正鵠を得て、半分はブラックユーモアみたいなもんだけど、そう言う文明っていうのは、惑星をあっという間に消滅させてしまうんだよね。 

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