便所とトイレ  2・23&3・3建設環境委員会

 第1回定例議会が始まっている。
 異例のことだが、建設環境委員会が会期中に3回開かれることになる。通常は1回。
 2月23日の委員会で、条例の「公衆便所」を「公衆トイレ」と言い換える条例案について撤回を求める議員が譲らず、区長の出席を求めたため、3月3日に急きょ委員会開催。それでも案件を審議しきれず、さらに、12日に開催となったのである。
 広く一般に使われているトイレという言葉を使いたいという気持ちはわかるが、なにも条例を変える必要はないだろう。まして、便所というあたりまえの日本語をトイレという和製英語に変えて良しとするのは、欧米の言葉がハイカラという自虐的な思考で日本語を大事にしないことにもなり、「一抹の寂しさを感じる」と私は指摘した。でも、公衆便所を「ぴかぴかトイレ」にしようと、区が力をいれている施策展開への決意と受け止めて、賛成した。
 熱心に議論するのは結構なことだが、簡潔に意見を表明すること、繰り返しは避けることを心掛けないと、時間ばかりが過ぎていく。
 次回は、2年前のあらかわ遊園での事故の報告で誤りが指摘され、修正することになった問題について。区からの口頭の説明で、明らかになったのは、事故当時勤務していた職員が退職して、被害者の家族に、報告書の誤りを指摘したため、家族から再調査の要望がでたので、修正に至ったというのだ。要するに、内部告発があって初めて、うその記載がわかったということなのだ。大問題である。

Comments are closed.