認知症開花支援

 和田行男著 中央法規
 荒川でもおなじみの、和田さんの本。
 『「私は生きててもいいんや」とか「ここなら、この人たちと一緒なら生きていたい」とか「そこまでしてくれるんや」といったように、どんな状態になっても、どんな状況に陥っても、人として生きることを応援してくる外の因子に触れた時に「生きる力」が湧き出てくるのではないかということと、逆に「私なんか生きていたってしようがない」とか「ここは、この人たちは嫌」とか「そんなことをされるのか」といったように、人として生きることを諦めさせる外の因子に触れた時に「生きる力」は涸れ果てるのではないかということである』
 生きる気力がなくなると、どんどん重度化がすすむと聞いてきた。やる気を出してもらうにはどうすればいいのだろうと思っていた。その答えをもらった気がする。
 介護のプロとして、介護とは何か、「生きる」とは何かを問い続ける和田さんの言葉はとてもとても重い。「長生きしたい」と思ってもらえる支援が求められている。歴史の中で自らの身を削って今の日本の豊かさを築いてくれた世代に恩返しするのが私たちの責任であろう。
 尼崎市長に稲村和美さんが当選。二人続けての女性市長。5歳のママ。喜ばしいことだが、投票率がなんと、29、35%。こんなことでいいのか!!

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