Category Archives: 議会報告

予算委員会その2 

予算委員会での発言から
高齢者と子どもの交流 
 区のイメージアップ戦略として、区が「お年寄りと子どもが一緒に楽しめる」鬼ごっこ大会などのルールを作り、全区で展開したらどうか。年に一度の交流に終わるのではなく、保育園幼稚園対抗にして、地域のお年寄りが近所の幼稚園保育園に通って一緒に遊べるようなしかけをつくることが望ましい。 温かい地域づくりのために、区が取り組んでいるというイメージアップになる。
 
 「お年寄りの幸せは子どもとの交流、子どもに教えたい敬老の心」をテーマの一つにして発言している。昨年の決算委員会で老人施設で子ども達との交流の推進を要望したが、交流がすすむどころか、先日、「最近は交流も少なくなってね」という職員の話を聞いた。議会で「推進します」と答えがあっても、現場ではそうではない。今後も、施設での交流が進めばいいと思う。何か楽しい仕掛けが必要なのだと思う。
 ちなみに、一般社団法人鬼ごっこ協会というものが昨年結成されたそうだ。ホームページを見ると、子ども達の体と心の健やかな成長を願い、多世代交流と地域の活性化をめざしている。子どもの外遊びの原点である鬼ごっこ。道具もいらないし、体を動かすし、会話も生まれる。多世代で鬼ごっこを楽しむというのも、いいではないか。
 

学力保障

予算委員会が始まった。
私は学校教育での学力保障と家庭支援について質問した。認知症や口腔ケアも質問したかったが時間が不足してしまい、予算委員会で質問することにした。
質問原稿
1、 落ちこぼれゼロ対策について
成績が悪くて高校受験がおぼつかない、けれども塾に行けない生徒を対象にした無料塾で中3を教えて気づいたこと
ルートの問題がお手上げ、等式がわからない、比例がわからない、
英語では、辞書を引く習慣がない、単語もほとんどわからない。
小学校から家で勉強をする習慣がないことが根底にある。昨今の格差拡大の影響から、勉強の習慣をつけることのできない家庭が増え、貧困の連鎖が続いてしまう。区が熱心に取り組んでいる、犯罪防止の意味でも、学校での落ちこぼれをなくせば少年犯罪のほとんどはなくなると聞く。
今の先生は忙しすぎて、勉強についてこれない児童生徒の支援ができていない。習熟度学習だけでは不十分である。できない子にはひとりひとりを励ましながら「できる」喜びを体験させる支援が必要。学校や地域で補習教室ができるよう応援するべきではないか。小学校は地域のおじさんおばさんが、中学生は卒業した大学生アルバイトなどがいいのでは。
2、スクール・ソーシャル・ワーカーの活用について
しっかりと子供を育てられない家庭で、子供の生活が乱れ、「問題児」が増えている。区でも、スクール・ソーシャル・ワーカーのが主に中学校で活動し始めたが、その活動を校長や、担任があまり理解していない。地域ぐるみで、困難な状況に置かれた子どもの支援にあたるには全小中学校でSSWの活用をすすめるべきではないか。
高齢者
1、認知症予防対策を
認知症はゆっくりとした時間と、いてくれてありがとうという敬老の心で接すると問題行動がなくなる。早期に発見して環境を整えることが重要。
浜松早期認知症クリニックの金子医師「認知症の9割は治る」
高齢者が、やる気がなくなったり、指示待ち人間になった時、要支援や介護1ぐらいの時に、脳リハビリを行うことが効果的とされる。元気なうちから、認知症予防に取り組むことが望ましい。
荒川区でも今まで取り組んではいるが、ふたつの係が担当していて効果的でない。担当者を統一した方がいい。
練馬区は認知症予防推進員を養成して、出前ミニ講座を行い、グループ活動を推進している。
荒川区では、ころばん体操が普及し、リーダーが熱心に活動している。ころばん体操と連携し、リーダーを養成する、また、認知症サポーター養成講座と連携して認知症の予防と支援にとりくんだらどうか。
2、口腔ケアの充実を
認知症予防にはかむことが効果的といわれる。総入れ歯や入れ歯をしないでいる高齢者に認知症のリスクが高くなるが、歯ぐきのマッサージやうがいが代わりになるという。リハビリでも歯科治療をリハビリの出発点と位置付け、脳卒中の後遺症などの食事や飲み込み歩行などの障害の機能回復や肺炎予防につなげる動きがある。介護予防・認知症予防にもっと口腔ケアの大切さを区民に周知すべきではないか。

第1回定例議会始まる

 2月15日の本会議1日目は、風邪のため、議員になって初めて欠席した。申し訳ありませんでした。
 2日目の17日の本会議の一般質問に立った議員は、質問時間が長すぎて、途中から部長がすごい早口で答えても時間が不足し、時間切れとなり、答弁漏れとなってしまった。次の議員は、36年前の自分の質問のことを懐かしんで時間が過ぎ、何を質問したのか、わからない感じだった。???
 そこで、会派として以下の申し入れを行った。議員たるもの、自らの行動を律することが必要だと思う。
荒川区議会議長 守屋 誠 殿
議会運営委員長 北城貞治 殿
民主党・市民の会 清水啓史 瀬野喜代
申し入れ
平成23年第1回定例会本会議2日目の一般質問の状況を、大変遺憾に感じております。
本会議議事運営を預かる議長、議会運営委員長におかれては、議会運営委員会、全員協議会等を通じて各会派・各議員へ対応するよう求めます。

保育園待機児ゼロをめざして

                    (決算委員会での要望のつづき)
 ・西日暮里6丁目税務署使われていないテニスコートに西日暮里保育園の改修時に保育園がプレハブで建てられていた。区はその後も使わせてくれと国に要望したが、どうしても認められなかった。しかし、政権交替後、国も遊休地の貸与に動き出し、今では貸し出すと言っている。他区でも、国有地に保育園を設置している。
 国有地・都有地を洗い出して、保育園設置など有効活用をおねがいしたい。
・上の子を保育園に預けて、下の子を出産した場合、いったん仕事を辞めてしまうと、2か月で仕事に就くか、保育園を辞めるかという選択をしなければならない。2か月という期間をのばせないかという要望がある。民間会社では育児休業を実際はとれず、ましてやパートで働いていれば辞めざるを得ない場合も多い。柔軟に対応してもらいたい。

男女平等への取り組み

 先日の決算委員会で男女平等への取り組みについて要望した。
 荒川区の審議会等の女性委員の比率が昨年度は19.4%となり、16~17%に低迷していた今までから、少し向上したのは良かった。 閣議決定では202030=2020年までに30%としている。さらに努力をお願いしたい。
 区職員の女性幹部職員は? 
     69人中9人 13% 
 
 幹部職員希望者がとても少ないのが荒川区の悩み。女性職員の皆さんにはぜひ頑張って幹部職員をめざしてほしい。現幹部職員の応援もお願いしたい。
 男性育児休暇取得者は?
     昨年度1名

 男性に育児休暇取得をすすめる職場風土をお願いしたい。
アクト21の活用を 
 たとえば、23区の男女平等センターの図書費の予算は荒川区が一番少ない。図書コーナーもあいうえお順で整理されていたり、古い資料しかなかったり、行くとがっかりする。もっと活用されるよう工夫してほしい。
 10月1日、中山経済産業政務官が、またしても、女性差別発言を行い、全国から抗議の声が上がっている。以下、全国フェミニスト議員連盟の抗議文を紹介する。
中山義活経産政務官、「日本女性は家庭で働くのが喜び」発言
を撤回し、ニ度とこのような発言をしないと約束してください。

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