Category Archives: 議会報告

精神障がい者が地域で暮らすために

 予算委員会質疑から②
 日本は、精神病院の入院患者が非常に多いとされ、今後10年間で7万2000人の退院を実現しようという方針が出されている。
 必要な施策として①、生活支援センターの整備=アゼリアの利用者が増加していることから増設も必要 ②、ACT(Assertive Community Treatmentの略で、「地域医療および各種生活支援を含めた包括的地域生活支援プログラム」)といわれる、24時間対応・訪問型の支援 ③当事者が発言すること、ピアカウンセリングの支援 があげられるが、
 荒川区の今後の取り組みは?
 4年前の推計で入院中の患者は350人。国も、入院を減らす方針を出している。ACTは精神病院を中心としたネットワークなので、医療機関のない荒川区では困難。
医療と福祉の連携で24時間・訪問型の支援が必要なことには変わりがない。努力してほしい。

子どもの幸せ・お年寄りの幸せを願う

 予算委員会の質疑①
 なかなかHP更新ができないでいるが、予算委員会の総括質疑の内容から報告したい。テーマはこどもの幸せ・お年寄りの幸せ
子どもの幸せ
 こどもの貧困への対策で一番、効果的とされる母子家庭の就労支援について。この間の就職難で、母子家庭の母はますます苦労している。区の関連事業で、母子家庭の母が、安定した職につくよう誘導できないだろうか。総合入札制度や指定管理者のプロポーザルなどで母子家庭支援を考慮する項目にいれられないか。
  区:どのように評価するかが難しい。
 私が障がい者就労支援に効果をあげている大阪のエルチャレンジ方式を紹介して、総合入札制度の導入を求めたのは、2006年。その時、すでに大阪府では、母子家庭支援も評価項目に挙がっていた。日本では、女性の賃金は男性の半分、特に正社員になりにくい母子家庭の母の就労支援に取り組んでほしい!!
お年寄りの幸せ
 介護施設の職員に聞くと、お年寄りが一番喜ぶのは、こどもたちの訪問だという。すでに取り組んでいる施設もあるだろうが、幼稚園、保育園と連携して、区が推進したらどうか。
 区:かなり多くの施設で取り組んでいるが、年1回というところもある。幼稚園、保育園に働きかけていく。
 子育てサークルにも呼び掛けるという方法もある。ぜひ、お年寄りの楽しみを増やしてほしい。こどもたちのお年寄りを大事にする心を育ててほしい。

防災無線 1.22震災対策・危機管理調査特別委員会

 防災無線システムのうち、地域防災無線(800MHz帯)については来年で使用不可となるため(総務省による周波数の再編)、新しく地域WiMAXを活用する。被災情報や会議などで映像による送受信が可能となる。経費概算4748万円(うち3000万円は国の補助金)。
 ①新たなシステムというが、映像での情報収集・送受信は、すでに持っている区のパソコン・テレビ会議システムの活用で可能なのではないか、②デメリットとして挙げられている「光ケーブル接続のため、災害時断線の場合がある」というが、2回線つなぐというものの、大丈夫なのか が疑問。
 導入するにしても、訓練をかねて、日常的に街中の映像を集約して会議などに活かすとか、たとえば、街中花壇のコンテストでの活用など、日常の業務での使用を検討すべきだと指摘した。
①については、その後の調査で、現在のパソコンでは対応できないので、やはり新規に買いそろえたいと説明があった。
そのほか、全国瞬時警報システム(ジェイアラート)を、補正予算成立後、7月から運用する予定であるという説明があった。
 
 

失業手当給付について

 失業手当の給付期間の延長を求める意見書などを荒川区議会として出すことになった。民主党・市民の会は以下の理由で反対し、わたしは討論を行った。
 失業給付の全国延長給付の発動を行うよう求める意見書に反対の立場で討論を行います。
 雇用情勢が非常に厳しいという認識は同じであります。しかし、今、政治に求められているのは、単なる失業給付の延長ではなく、誰でも柔軟に転職を可能とする希望社会をつくることではないでしょうか。失業給付の延長に税金をつぎ込むのではなく、職業訓練の充実と企業の受け入れの支援、そして、新しい産業を興したり、地域密着型産業を起業する人たちへの支援にこそ税金を使うべきです。ワークシェアリングで長時間労働をなくすこと、非常勤と常勤との格差是正、同一価値労働同一賃金体制の構築など、労働の価値観を変換する政治の質が問われているのです。政権交代となった今こそ、新しい労働環境をつくる好機なのです。
 単なる失業給付期間延長では問題は解決しないと申し上げて、私の反対討論を終わります。

陳情審査

 本会議二日目、幼稚園を守る会からの陳情および、南千住保育園民営化 関連の陳情はすべて不採択となった。
 民主党・市民の会は、以下のような考え方で臨んだ。
1、幼稚園のクラス定員については、小学校1年生40人定員を下げることが先だし、私立幼稚園も含めどの園も空きがあるので、不採択(区内の幼稚園では汐入地区のみ定員いっぱいの状況である)
2、保育料と入園料については、要望どおり、現状維持が望ましいので、採択
3、幼稚園休廃園計画の廃止を求める陳情については、一応廃止基準があってもいいと思うので、不採択
4、3歳児保育実施に伴う陳情は、幼稚園の担任は正規職員が当然、非常勤職員の待遇改善も行うべきなので、採択
5、南千住保育園の民営化は、保護者への説明不足のなかで、反対が多い現状では順調にはすすまない恐れがあるので、延期したほうがいいため、採択
6、民営化反対の陳情については、不採択
そのほか、減税の継続を求める陳情は採択、生活保護の老齢加算・母子加算の復活を求める陳情については趣旨採択 となった。