Category Archives: 読書コーナー

フィンランドに学ぶべきは「学力」なのか

佐藤隆著 かもがわブックレット 
 OECDの学習到達度調査世界一で注目を集めるフィンランドの教育。日本の子どもは、ちょっとかわった、慣れない問題には「無答」が多いらしい。
 フィンランドでは、教師の自由裁量で教育計画が立てられ、競争ではなく共同学習により、「判らないことは判らないと言える」「納得できるまで考える」学びが保障されているという。
 神野直彦先生が講演でも触れられた、「今が、歴史の峠としての百年に一度の危機である。この危機を乗り越え、協力社会に移行するために、産業構造の転換と分権社会への移行が必要な時代」を切り開くことができるかどうかは、人材(荒川区では「人財」)にかかっている。要するに教育である。しかし、いままでの日本の競争教育では難しかろう。荒川区が「協力社会」をめざすなら、教育も変えなければならない。

がんこな肩こり・首こりを治す知恵とコツ

 主婦の友社
 頚椎ヘルニアの「ギックリ首」を患ってから、1年4ヶ月。鍼に通い、筋トレのフィットネスクラブに通い、ヨガで体を伸ばし、ストレッチポールで自己マッサージをし、何とか症状を和らげてきた。しかし、すこし油断したのか、3月始め、首の後ろにしこりができていることに気づいた。また、「ギックリ首」なったら恐怖である。パソコンに向かうのも、恐怖なので情けない。
 そんな時、たまたま図書館で見つけたのがこの本。インナーマッスル(深層の筋肉)をやわらかくする「寝ながら肩押し」の効果はすごい!肩こりにお悩みの方は、ぜひ、いろいろな体操を試すことをオススメする。もっと早く、こういう知恵とコツを知りたかった。
 

地球温暖化/人類滅亡のシナリオは回避できるか

田中優 (未来バンク理事長)著 扶桑社新書
 なぜドイツはCO2削減に成功していて、日本はできないのか?日本政府の無策状態が理解できる。日本の発電所の稼働率58%に対し、ドイツや北欧では72%。電力需要がピークになる真夏の午後2時から3時にあわせて発電所がつくられているから。でも、ピークに達するのは1年のうちたった10時間。社会の仕組みを変える事が必要と説く。お金の預け方も考えようと提案している。

現代の貧困

 ・・・ワーキングプア/ホームレス/生活保護
岩田正美著
071008_0922~0001.jpg シュウカイドウ
 格差社会というより、「貧困」こそが問題だという。日本はイギリスなどに比べて、貧困についての研究がほとんどない国、人々に意識されない国ということらしい。
 ワーキングプアという言葉が脚光をあびているが、貧困と社会的排除の「再発見」にすぎない。ホームレスにもシングルマザーにも児童虐待にも、学歴が関連、貧困層の固定化がすすんでいる。
 生活保護支給だけの貧困対策では対応できないと具体的な福祉施策として、学び直しのできる生活保障と、住宅手当を提案。
 このごろ話題の「反貧困」。様々な議論がされ、対策が実行されることを望む。
さらに
消費社会から格差社会へ  三浦展・上野千鶴子著 
を読み始めたが、これがまた面白い。
 日本の女性達は、均等法により、結局、非正規雇用へと流されて生産への参加は進まず、消費による自己実現に走ったという上野さんの指摘に納得。
 

ゴミと闘う

 おすすめ本「物理学者、ゴミで闘う」 広瀬立成著 講談社現代新書
 物理学者で早稲田大学理工学部総合研修センター教授・都立大名誉教授で町田市ごみゼロ市民会議代表は『ゴミ問題の解決こそが地球環境を変えるもっとも直接的で有効な手段であることを指摘しておきたい』と述べている。本の帯には「燃やして埋める」は大間違いだ!とある。
 私もそう思う。可燃ごみの半分を占める生ゴミ、都会であっても何とかならぬかと何年も考えあぐねている。私は生ゴミを土に戻す事を実践しているけれど、趣味のようなものだし・・・。
 先日、街なか花壇の手入れのために、長い手のついたスコップを購入した。それで、生ゴミコンポストを混ぜ混ぜするのが、毎朝の日課になった。すると、このごろ暑いこともあって、発酵がよく進むようだ。テレビでスウェーデンの生ゴミポストを紹介していて、こどもが生ゴミポストに自分のうちの生ゴミを入れて、かくはん棒で混ぜていた。
 日本は、遅れてるなぁと思った。