はなみずき保育園

 1月14日、汐入にできた、区立はなみずき保育園の開園式に参加した。
 汐入の再開発の人口増にあわせ、急遽作られた保育園である。プレハブとはいえ、りっぱな建物で、狭いながらも、胡録神社に協力をいただいた園庭がある。株式会社こどもの森が指定管理者となった。
 いつものように、区長をはじめ、区議会議長や都議会議員のあいさつがあったが、富岡連合町会長の「再開発が始まってからの、住民の汗と涙の結晶の保育園である。3時間あっても話きれない」という言葉には、住民の方々の想いがつまっていた。
 もともと、都が1階に保育園のある高層住宅を建設する予定が財政難で、民間事業者に開発をまかせた時に、「もう保育園はいらない」と区が決めてしまったらしい。
 それではすまなくなり、保育園建設が決まったわけで、最大では150名定員ではあるが、年明けの1月4日、53名の子ども達(0・1・2・3歳のみ)で保育が始まった。
 一風変わった保育園である。
 保育室の廊下側に一切窓が無く、建物の真中の廊下は、壁だらけである。4,5歳児教室(そら=宇宙組)60人の部屋の、前後の出入り口は、車椅子だと通りにくいくらいの幅しかない。保育園は、廊下から子ども達の様子が見えるものだと私は思っていたので、なんとなく変な気がした。これだと、風が通らず、すぐクーラーに頼ることになるのではと思った。
 また、4・5歳児の部屋は、すぐ園庭に出られるよう、1階がふつうだが、はなみずき保育園は2階にある。一クラス60人の集団が保育に適しているのかどうか? さぞ大変だろう。
 保育が始まったら部屋を2つに分けるのかもしれないが。
 しかし、建物で保育のよしあしが決まるわけではない。こどもの森にはご苦労様だが、ご努力をお願いしたい。
 
 

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