6月議会終了

 意見書を採択
①多重債務対策の強化を求める意見書
②街路灯をLEDに交換する支援を求める意見書
③子宮頚がん等ワクチンの国の制度化を求める意見書
私は③について賛成討論を行った。
委員会提出議案を採択
 区議会議員の調査旅費から「支度料」を廃止し(海外渡航を想定したもので、海外旅行が一般化した時代には必要ないため、区長や職員も同時に廃止)、日帰り旅費を認めるように改善した。
区提案のすべての議案を可決して終了。
私は、育児休業に関する条例改正に賛成討論を行った。


子宮頸がんワクチン、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン等の定期接種を国の制度として実施することを求める意見書について、賛成討論
 表題の子宮頸がんワクチン、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンは、いづれも、命にかかわる、あるいは、後遺症も予想される病気に対するワクチンであり、国の制度として実施することが求められていると思います。
 しかし、文面にふれられている、おたふくかぜと水ぼうそうについては、命にかかわる病気ではなく、有効な治療薬もあり、ワクチンの免疫効果も万全ではありません。現在の国の大きな財政赤字を考えると、家庭の事情により、必要に応じて、子ども手当からの支出もありうるだろうという小児科医の指摘もあることを付け加えて、賛成討論といたします。
議案第37号職員の育児休業に関する条例の一部を改正する条例について、賛成討論
 議案第36号職員の勤務時間、休日、休暇に関する条例の一部を改正する条例にも関連します。
 今回の条例改正は、なによりも、男性が積極的に家事育児にかかわるようにすることを目的としています。
少子化の原因の一つに、家事育児についての負担が大きく女性に偏っている現実があるからです。今回の改正を機に、荒川区役所でも、男性の育児にかかわる休暇や短時間勤務等の取得が大幅に増加することを願っています。広島県三次(みよし)市は子育て特別休暇「お父さんお母さん休暇」を有給で設け、1カ月間あるいは2か月間の休暇を義務付け、「男性も女性も子育てのために仕事を休むことが当たり前の職場風土をつくります」とうたっています。お隣の文京区の成沢区長が約2週間の育児休暇を取得して話題になりましたが、成沢区長は会見で「第一に、自分自身が子育てを楽しみたい。そして、キャリアのロスにならないことを自ら示し、男性職員に育休の取得を勧め たい」とおっしゃったそうです。
私は、今後の地方自治体運営のなかでは、子どもと向き合う経験はその後の職務遂行に大きく活かされると思います。幸福実感都市を掲げる荒川区ならなおさらです。
荒川区では、年間50人ほどの出産があるにも関わらず、男性の育児休暇の取得はあってもたった一人だそうです。世間一般と同様、男女平等には程遠い数字です。
今回の条例改正を機に、子育てしやすい荒川区を世に訴えるために、区長が先頭にたって、男性職員に育児休暇の取得を呼び掛けていただきたいと思います。育児休暇の取りやすい職場風土をつくるには、この場におられる、管理職の意識と支援が大きく関係すると思います。部ごとの取得率の目標を決めるなど、積極的に競い合ってもいいいのではないでしょうか。ぜひ、女性と同じように男性の育児休暇取得100%をめざしていただきたいと思います。
今後、家事育児を積極的に担う男性たちが、大いに増加することを期待して、賛成討論といたします。

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