10万年後の安全

 昨日、話題の映画を見た。静かな画面とサスペンス風の音楽が、怖かった。フィンランドの科学者たちが、危険がなくなる10万年後まで、使用済みウラン燃料をどこに保存するのか、地下に埋めるのが一番安全ならば、子孫たちが掘り返さないように伝えるにはどの方法がいいのか、実に淡々と語るのだ。
 原発を稼働すれば、放射能廃棄物は必ず生産される。再使用するとプルトニウムができるので、テロの可能性を考えて、それは選択しない。
 日本では、再利用を試行しているが、うまくいっていない。「10万年後」の子孫たちのことまで考えて、フィンランドのような議論は・・・・ないよなあ・・・・。
 新宿の原子力資料情報室の放射線量測定値はだいたい屋外で0.15μシーベルト。×24時間×365日で、1mシーベルトは軽く超える。おまけに、外部被ばくと内部被ばくを考慮すると、大気中の3倍と計算するという。
 国際放射線防護委員会は一般人の被ばく限度量を1mシーベルトと勧告している。福島原発事故は収拾しそうにはない。う~む。
 明日、区長に会って放射線量の測定を要望することになっている。

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