被ばく量は自分で決める

 とうとう、23区で放射線量を測らないと言う区は、荒川区のみになったらしい。息子から借りた小出裕章さんの「原発のウソ」に、もう、みんな被ばくしているのだから、被ばく量を知った上で自分で行動を決めるようにしなければ という一節があった。(人に貸すからすぐ返してと言われて、一気に読んだので正確ではない。とても、やさしい語り口だった。)
 ただ、安全だからといわれて、信じる時代ではなくなった。荒川区は、正確な測定でないと意味がないから区では測らないという。安全安心を標榜する荒川区なら、率先して専門機関に依頼すればいいと思うのだが・・・。私は、費用対効果を考えれば、職員や区民がこまめに測定し、専門家にも測定してもらって、現状把握するのがいいと思う。
 しかし、一昨日、福島の立ち入り禁止地域の学校の飼育動物の調査(もちろん全滅・・・)に行った知人が、測定値が公表された値の20倍だったと言っていた。6月29日、あの猛暑で電力使用が93%にまで達したと報道されたが、河野太郎さんは、最大電力量と比べれば17%の余裕があるとブログで説明している。
 外出してシャワーを浴びれば90%の放射能のホコリは落とせるという人もいる。空気より、食べ物による内部被ばくの影響がずっと大きいとされている。
 小さい子ども達の親たちが必死になって情報を集めている。「被ばく量はできるだけ少ないほうがいいということぐらいしか言えない」と私は思っているが、「低量被ばくは体にいい」と唱える人もいる。でも、自分の人生、自分で決めたい。放射線量を知りたいのは当然だ。
 50歳を過ぎた人は、福島の野菜を食べ、福島の産業を支え、子ども達には、放射能に汚染されていない野菜を食べさせようと小出さんは訴えている。
 

Comments are closed.