「環境問題のうそ」はウソ?ホント?

071007_0850~0001.jpg  ヒャクニチソウ
 リサイクルは環境破壊だと主張している武田邦彦(中部大学教授)さんを招いてのシンポジウム(主催:NPOごみ・環境ビジョン21、東アジア環境情報発伝所)に参加した。以前からリサイクル関連のHPに武田氏の主張は紹介されているので、気にはなっていた。
 最近の著書「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」(洋泉社)は25万部以上売れたという。「資源7倍・ごみ7倍になるリサイクル」「猛毒に仕立てられたダイオキシン」など、刺激的な内容らしい。
 武田教授に反論する陣営は以下の通り。ご本人も「敵陣に乗り込んできた」とおっしゃっていたが、議論しようという姿勢は立派なものである。
  ● 遠山千春(東京大学教授、化学物質の健康影響を研究)
  ● 中下裕子(弁護士、ダイオキシン・環境ホルモン国民会議事務局長)
  ● 村田徳治(循環資源研究所所長、廃棄物・化学物質問題コンサルタント)
  ● 西ケ谷信雄(全国都市清掃会議元調査部長)
  ● 八木雄一郎(リサイクル事業者、明円工業工場長)
  ● 杉本裕明(朝日新聞記者)
 私の感想は「武田説はやはり、あやしい」。
 ペットボトルのリサイクル量が業界の言う14万トンなのか、武田氏の唱える3万トンなのか、あるいは、PETを1回使って焼却するのに使う石油が96gなのに対し、リサイクルに使う石油は、業界の言う62.5gなのか、武田氏の言う238gなのか、数字については、私には判断できない。
 しかし、ダイオキシンで死んだ人はいないから毒ではないとする武田氏の主張は、遠山教授と中山弁護士に完全に論破された。武田氏は、論理の飛躍が過ぎるのである。
 おそらく、PETリサイクルについての数字も飛躍があるのではないかと思わざるをえない。
 しかし、武田教授も地球環境保護・ごみ減量という基本は同じである。今後の専門家どうしの議論に期待したい。
 決算委員会の議論で、私は再度「ごみ減量」について質問した。処分場で埋め立てられる産業廃棄物処理の減量徹底や、区民のごみ減量意識の向上への取り組みなど。
 たしかに、容器リサイクル法で、事業者の費用負担があいまいになっていることが、大きな問題だと思う。便利さの代償であるリサイクル費用をなぜ、税金でまかなわなければならないのか、業界のいいなりになる自民党政権に本当に腹が立つ。
 といっても、区民の意識向上も区の大きな仕事である。
 武田教授は大量消費をやめ、「PETは5回リユースしよう」とも言っておられる。私は、PETを夏中、水筒代わりに持ち歩き、来賓席や会合などで出されるPETはすべてご遠慮させていただいた。
 おでかけには、鍵と財布と水筒PETをお忘れなく!!である。
 

特養ホームの誘致

071005_0920~0001.jpg ホトトギス(街なか花壇)
 
 昨日の決算委員会冒頭、子育て支援部長から、保育園給食のごはんの回数について「週4回ではなく、3.4回」と訂正があった。事前の電話で、私は正確に55.8%(本当は55.78・・・%)あるいは、3.35日にしてほしいと言ったのだが・・・。ケーブルテレビの放映では、視覚障害者の方には申し訳ないけれど、音声での対応は時間制限があるのでできなくて、テロップで訂正が流されることになった。
 いずれにせよ、もっとごはんを増やす献立をという方向は確認したので、ありがたい。
 
 決算委員会のさまざまな質問のなかで、区長は、特別養護老人ホームの誘致ができそうだと発言した。特養ホーム待機者が700人、そのうち在宅が180人という事態への対応として期待したい。
 厚生労働省は、世界各国の全高齢者における介護施設・高齢者住宅の定員数の割合を発表している。(2006.12.14社会保障審議会介護給付費分科会)
日本      4.4% 
スウェーデン 6.5% 
デンマーク 10.7% 
英国     11.7% 
米国      6.2% 
 重度で在宅の無理な人は特養ホームで、在宅で過ごせる人はできるだけ在宅でと高齢者の住まいの問題に真剣に取り組む必要がある。
 今回の決算委員会で、私は、「ホームシェアリング」について区の見解を聞いたのだが、区の担当者はご存じなくて、「研究して下さい」と言うにとどめた。
 ホームシェアリングは特養ホームの一室(あるいは一床)を二人の高齢者が一ヶ月ごとに入所を交代するというもの。北海道奈井江町・鳥取県西伯町「「ホームシェアリング方式」導入試行事業」(未来志向研究プロジェクト)で行われ一定の成果が見られたことから全国展開が予定されているらしい。
 特養ホームにいても、在宅での生活を視野に入れた介護サービスとなることがいいという。
 特養ホームに入れたらラッキー!という現状を、より多くの高齢者が在宅と施設をうまく利用して、尊厳のある老いを迎えられるように、先進事例を研究して、区政にいかして欲しいと思う。

ごはん給食の比率

071005_0639~0001.jpg パイナップルミント
 私が総括質疑で保育園給食でのごはんの比率はと質問したら「週6日のうち4日」という答えだった。しかし、その日帰ってから献立表を数えてみると、月平均13日ほど。週3日ぐらいである。聞けば、正確には55.8%だが、約6割=週3.6日だからほぼ週4日という計算をしたという。???
 「週6日のうち3.348日」なのに、「週4日」という答弁をそのままにはしておけない。ケーブルテレビでも放映予定なので、修正をお願いしている。
 もっとごはんを食べよう!!
 

決算委員会始まる

070926_0603~0001.jpg アメリカン・ブルー、アザレア(ベランダ)
 決算委員会真っ只中である。今回から、各議員の持ち時間の時間制限がいままでの質問のみ22分から答弁を含め、44分に変更された。8年前までの往復の時間制限から、答弁が長すぎるという理由で、議員の質問時間のみの制限になったという。私は議員になった翌年から片道の時間計測になったので、私は両方経験しているはずだが、全く記憶にない。今回、自民党・公明党から質問時間を切り捨てて、決算委員会が予定通りに終わるよう、協力しているのに、議員の仕事をしていないという誤解があって不満であるという意見が出され、予定内に終わるよう往復の制限時間が復活した。
 やってみると、答弁が長いとイライラするので精神衛生上良くない。往復の時間制限に変更するかどうか幹事長会で協議したとき、区の側が要領よく答弁するよう努力してもらえばいいと私は主張したのだが、「さんざん言ってきたが、ダメだったから変更する」というのが、結論だった。初めて幹事長会に参加したので、過去の経過は知らない。
 決算委員会で議論をすべて尽くすことは難しい。
 ケーブルテレビで放映予定の決算委員会総括質疑で、私は以下の点を質した。
① 障がい者就労支援は進んでいるか。特例子会社や作業所の支援などの状況はどうか。リサイクル関連など、環境分野での新規事業に障がい者の雇用が可能ではないか。
区役所内で就労支援を行っているような葛飾区の取り組みを荒川区でもどうか。
② 介護保険の改正による給付抑制で利用者が困っている。渋谷区は、デイケア等回数上乗せや、通院介助や外出支援などの介護保険外支援に乗り出した。荒川区の取り組みはどうか。渋谷区の目的は、引きこもりをなくし、介護予防や孤独死対策だとしている。
区で行っている、ひとり暮らしの高齢者等を見守る、支えあい見守りネットワークも、町会に名簿を配るだけでなく、具体的な行動を例示し、協力を求め、検証したらどうか。
③こどもたちに、アレルギーや肥満、小児成人病が増えている。行政で行っている保育園・学校給食をもっと、ごはん中心・和食中心の献立にしていく必要があるのではないか。

区の自己評価と財務諸表 総務企画委員会その2

070926_0618~0001.jpg 曼珠沙華
 9月総務企画委員会で、行政評価結果と財務諸表ができたとの報告があった。
 区の自己評価である「荒川区行政評価結果」の今年度版が区のHPに公表されている。HP上は公表するというお知らせもなく、ひっそりと(?)左欄「行政評価」のなかで公表されている。
 荒川区ホームページ http://www.city.arakawa.tokyo.jp/
 区の財政状況状況を財産や借金、外郭団体も含めて示す「財務諸表=バランスシート」は公表するというお知らせが示されている。
 どちらも、全国数ある自治体のなかで、荒川区が先進的に取り組んでいる重要な情報公開だと私は思っている。区職員が頑張って公表している2つの指標を、ぜひ、区民も読んで、意見を出してもらいたい。