電磁波を考える

 区内の方から、携帯電話の基地局についてのお話をうかがった。マンションのベランダのすぐそばにあるので、非常に心配しているとのこと。
 携帯電話はものすごい勢いで普及している。私もお世話になっているが、基地局がどの程度あるのか全く知らない。近隣に説明をしないで突然基地局ができて各地でトラブルになっていたり、反対運動で撤去される事例も出てきた。
 日本の安全基準は、非常に甘いらしい。
 イギリスでは、15歳以下の子どもの携帯電話の使用を禁止しているというし、ザルツブルグでは日本の1万分の一の数値を安全基準としているという。
 携帯の会社もきちんと説明するのが礼儀だろうに。
 安全かどうかまだ確定していない物質については「予防原則」で規制措置をとっているのがヨーロッパの考え方だが、日本はまだまだである。
 環境が大きな関心を集めている今、日本政府の方針転換をお願いしたい。
 電磁波問題についてはガウスネット・電磁波問題全国ネットワークが詳しい。
http://www.gsn.jp

地球温暖化/人類滅亡のシナリオは回避できるか

田中優 (未来バンク理事長)著 扶桑社新書
 なぜドイツはCO2削減に成功していて、日本はできないのか?日本政府の無策状態が理解できる。日本の発電所の稼働率58%に対し、ドイツや北欧では72%。電力需要がピークになる真夏の午後2時から3時にあわせて発電所がつくられているから。でも、ピークに達するのは1年のうちたった10時間。社会の仕組みを変える事が必要と説く。お金の預け方も考えようと提案している。

獅子舞が老人施設を訪問

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 今日明日、毎年恒例の獅子舞の老人施設訪問にお供して区内各所を回る。昔懐かしい、お囃子に大きく手拍子を打ったり、獅子に頭をかじられて満面の笑みを浮かべたり、お年寄りのうれしそうなお顔に出会えるのが私もうれしい。
 お正月も休みなしに介護のお仕事を担っている職員さん達に感謝したい。今、介護労働があまりにも低賃金だと怒りの声が上がっている。高齢社会をよくする女性の会は、介護労働の月3万円アップを厚生労働省に要請している。
 尊厳のある老いの時間を共有する介護労働者には優れた人材を確保したい。そのためには、まずはきちんとした報酬を保障して欲しいと思う。
 鞆絵太鼓は毎週日曜日、日暮里中央町会事務所で練習を重ね、日本の伝統文化の継承と青少年育成をめざしている。頑張っていただきたい。

松竹梅と新技術

 あけましておめでとうございます。いい年になりますように。
 新年のご挨拶に松竹梅と思ったけれど、携帯の写真がいまいちである。
 
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 携帯のお店で、一番使いやすいのをと言って勧められた機種に交換。使い始めは勝手がわからなくていつも困るのだが、新しいのは、「電話やメールが来てるよ」って光って教えてくれないし(いつもマナーモードだから)、留守電は1件しかはいらないし、カメラの写りは悪いし・・・。もっと研究すれば、いい方法があるのだろうか。
 パソコンも言うことを聞いてくれなくて、年末に大騒ぎしたら、私のちょっとした手違いから発生したトラブルだった。
 私はやっぱり新技術にはついていけない・・・。
 松竹梅の梅も、笹も、松も、南天も、わが家で2年目の新年を迎えた。あらかわ文化村さつき教室のお世話になって楽しませてもらっている。あらかわ文化村HPhttp://arakawa-bunkamura.cocolog-nifty.com/blog/
 今年も、草花に癒されて毎日を過ごすんだろうな・・・。

区職員給与の引き下げ可決

 12月20日は第2回臨時議会が召集され、区職員の給与と退職金を引き下げる条例を可決した1日だった。
 公務員は民間に比べて恵まれているといわれるようになって、本給にプラスされる地域手当の割合が12%→18%になるよう(5年間で)、昨年から条例が12月議会に提案されている。退職金・年金が引き下げられることになる。
 今年はさらに、現業職(用務や調理、清掃担当)のみ9%引き下げ案が提案され、組合との話し合いが付かず、第4回定例議会に間に合わなくて、臨時議会の開催となった次第である。
 
 30代でも昇進試験に受からなければ、退職まで、一切昇給しないケースも出るという。昨年、荒川区も、23区も、成果主義の導入で、頑張った職員を評価して、昇給にも反映させる仕組みをつくると説明を受けたばかりである。いくら頑張っても昇給しない仕組みはひどいと思う。交渉が長引いたのも、理解できる。が、昨今の区民感情を考えると、やむをえないという選択だったのだろう。
 1月1日から実施するのに定例議会に間に合わなかったから、臨時議会を召集したというが、本来、労使で話し合い、妥結してから、議会に提案するもの。「1月1日実施」ありきで、議会がこの問題だけで召集されることには疑問を呈したい。
 「いくら頑張っても報われない」・・・発言し始めた不安定雇用の若者達からこの言葉を聞かされる。介護職の労働者もそう。昨年の介護報酬の改定で、特養ホームの職員の給与を引き下げざるをえないとも聞かされた。さらに区の現業職からも・・・。
 本当に、けしからん時代だ。としか言えないのが悔しい。