女性幹部職員の養成 8.2.5総務企画委員会

2月19日からの第一回定例議会の議案が提示された他、以下の3点について説明があった。
① あらかわ刷新プラン(平成20年度版)(案)の策定について
    区の職員養成に関わって、私は閣議決定された、政策・方針決定過程への女性の参画の拡大に係る数値目標「2020年30%」について、区の認識を質問した。「女性の幹部養成」について議論がされたかと問うたのだが、「重要な観点と認識している」とはいうものの、議論すらされていないのではないかと思う。具体策は難しい。でも、議論の俎上にすらあがらないとしたら、前進は見込めない。
② 第32回荒川区政世論調査結果について
     区民の要望に歩きたばこ禁止条例に区民の要望が寄せられている。ぜひ、区としても実現して欲しい。また、世論調査で区民の意見を聞いていることをもっと宣伝し、具体的な成果を示すことを考えて欲しい。
③ ひぐらしの里西地区市街地再開発地区で営業中の大規模商業施設の深夜営業について
     1~3階が店舗が入る予定だが、2階部分がとりわけ決まっていない。いったん午後11時までと届出があったのだが、深夜2時までに延長。日暮里の集客を考えたらちょっと心配。
3 陳情審査は時間切れでできなかった。
① 19年第15号陳情 公共工事における建設労働者の適正な労働条件の確保等を国に求める陳情平成20年第一回定例会提出予定案件について
第一回定例議会で審議する議案(総務区民委員会)
① 平成20年度荒川区一般会計予算について
② 平成20年度荒川区国民健康保険事業特別会計予算について
③ 平成20年度荒川区老人保健医療特別会計予算について
④ 平成20年度荒川区後期高齢者医療特別会計予算について
⑤ 平成20年度荒川区介護保険事業特別会計予算について
⑥ 平成19年度荒川区一般会計補正予算(第2回)について
⑦ 平成19年度荒川区国民健康保険事業特別会計補正予算(第1回)について
⑧ 地方公務員の育児休業等に関する法律の改正に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について
⑨ 荒川区議会議員及び荒川区長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部改正について
⑩ 荒川区職員定数条例の一部改正について
⑪ (仮称)白鬚西地区内小学校及び汐入こども園建築工事に係る請負契約の締結について
⑫ (仮称)エコセンター・心身障害者福祉センター改修工事に係る請負契約の締結について
⑬ 特別区人事及び厚生事務組合規約の一部変更について

ふるさと小台見学

 一年前に開設された、認知症グループホームふるさと小台を見学した。区内のグループホームで一番広いかもしれない。9人定員が2ユニット、18人定員のところ、16人入居している。男性が多い。
 2ユニットが同じ階なので、夜勤スタッフは1人。必ずトイレを使ってもらうようにしているというので、きっと、大変だろうな。職員の方々に感謝。
 お年よりは、日当たりのいい居室と共同のリビングで、ゆっくり過ごされていた。昔馴染みの近所の方も一緒に入居していて、「ここは天国ですよ」というおばあちゃんもおられた。
 洗濯物を干したり、たたんだりする家事をこなす人もいた。
 買い物や食事作りなどを入居者が担い、できることは自分でしていただくのがグループホームの特徴と言われているが、ふるさと小台では、近隣に買い物にいけるようなお店がないのが難点。外出できない分、行事で生活の楽しみを演出していて、ご近所の方のボランティアもどんどんお願いしたいとのことだった。
 今回の見学は、なかなか、連絡がとれなくて、やっと実現した。入居している高齢者のお友だちが訪問してくれたり、近所からおしゃべりにきたり、ボランティアで歌や踊りがあったり、できれば、お出かけしたり、そんなグループホームであってほしい。そのためには、介護報酬の見直しも必要。今、全国で介護職員が待遇がひどすぎると悲鳴を上げている。何とかしなければ!!

グループホームとケアホーム新設

 都電荒川遊園駅前に、認知症対応グループホームと小規模多機能居宅支援施設ケアセンターが開設され、お披露目の会に参加した。
 全国で91ヶ所(西尾久は92番目)の「愛の家グループホーム」を運営するメディカル・ケア・サービス株式会社の山中社長は「愛の家」と名づけた理由は「今、65歳以上のお年よりは、戦後苦労して、日本をこんな豊かな国にしてくれた。その恩返しをしたい気持ち」と挨拶をされた。私も同感である。お年寄りには豊かな老後を過ごしていただきたい。
 株式会社でも、十分グループホームの運営をやっていける、ただ、介護職の待遇のためには改善が必要なので、国に提言を行いたい、土地所有者にとってみれば、グループホーム建設は、アパート経営よりも収入が安定するメリットがあるというのが社長さんの弁。
 なるほど。今後の認知症高齢者の増加を考えれば、まだまだグループホームは必要だろう。介護サービスが必要な高齢者のケアハウスも今後の課題である。
 そのノウハウは、荒川区のような、アパート経営者の多い荒川区に適しているのではないか。今後に期待したい。
 

DV講演会中止!!

 配偶者や恋人などによる暴力「ドメスティックバイオレンス(DV)」をテーマにした講演会を20日に予定していた茨城県つくばみらい市が、被害者保護などを定めたDV防止法に批判的な市民団体などの抗議を受け、開催を16日に断念した。「講演者の思想が偏っている」など電話やFAXが相次ぎ、 「被害者のシェルターへの保護は家族を破壊する」などとDV防止法を批判している市民数人が、市役所前で拡声器で中止を求めたため、開催すると市民に危険が及ぶと中止を決定したという。
 女性への暴力も、一部の人たちから見れば、「女性にがまんするなというのは家族を破壊することだ」という論理になってしまうのかとあきれる。
 何よりも、講演会を中止させるという暴力に抗議したい。
詳しくは
http://www.againstgfb.com/index.htm
署名フォームへのリンクページ
http://www.againstgfb.com/tsukubamirai_shomei.html

議会と議員の評価制度

 1月11日の朝日新聞に「地方議会に市民の目」という記事が掲載された。
 議員の仕事ぶりが伝わってこないと、市民が傍聴を通じ、議員の通信簿をつくる例が増えている、神奈川県相模原市では10年前から、昨年4月から愛知県4市(名古屋・春日井・瀬戸・小牧)、この4月からは仙台でも発足するという。
 さらに、北海道福島町議会は「日本一開かれた議会」をめざし、議会、議員の評価制度を導入し、HPで公開してるという。
http://www.town.fukushima.hokkaido.jp/div/gikai/gikai-top-page(all).html
 
 私も、幹事長会に出るようになって(荒川区議会では幹事長会出席を認められているのは議員数3人以上の会派)、今、議会のあり方を検討する場をつくろうと提案し、議長に幹事長会で議論するようお願いしているところである。
 荒川区議会はHPで、本会議の録画を見ることができるが、各委員会の議事録の公開ができていない。区からの資料の公開もできていない。傍聴者に資料も配布されない。これはほんの一例である。
 他の議会を参考にして、荒川区議会でも、「開かれた議会・日本一」をめざすべきだと思う。
区民の皆様、是非、真っ先に取り組むべき課題は何か、ご意見をお寄せください。