自治体改革

 北川正恭氏(早稲田大学大学院教授・前三重県知事)と田中大輔氏(中野区長)のトークセッション(12月16日中野サンプラザ)に参加した。
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 いままでのようなあてにならない公約ではなく、政治家の事後検証可能な公約、財源や数値を明確にした「政権公約」が『マニフェスト』だと北川氏が提唱。このあいだの国政選挙でも各党がつくり始めた。ローカル・マニュフェスト首長連盟には、23区では、中野・目黒・杉並の3人の区長が参加している。
 中野区長は、「持続可能な区政・徹底した情報公開と手ごたえのある区民参加の区政をつくる」と掲げているので、私は注目している。
 トークセッションは、お二人の熱い思いは感じたものの、あまり議論は深まらなかったように思う。中野区長選挙を半年後に控え、今後に注目したい。
 荒川区では「荒川区を刷新する会が実現を目指す政策」を掲げて西川区長が誕生した。従来型の公約ではあるが、48項目の多岐にわたる。
 たとえば、1、入札制度の抜本的見直しと契約のチェック組織の導入 のうち
◎区内産業への配慮をした制限付一般競争入札制度を原則とし、指名競争入札制度は廃止へ    実現済み
◎障がい児者、環境に配慮した透明性の高い公開調達制度の導入
どうなっているの?と聞いても、「???」という感じで検討課題にもなっていないように見受けられる。
あてにならないのが「公約」といわれてきたが、さて、西川区長の場合は?
 

墨田川の赤潮

 11月24日、隅田川の吾妻橋から厩橋付近で赤潮による変色が観測されたという。(東京都港湾局自然環境部水環境課東京湾係による)
 河川の汚染がすすんでいるのだろうか。
 例年、10月20日頃、荒川の上流域から下流まで、河川敷のごみを拾い、水質検査を行っている荒川クリーンエイド(ホームページhttp://www.cleanaid.jp)が、今年の夏の荒川・隅田川で行われた「灯篭流し」で、水に溶ける灯篭が使われたことついて、水質を汚染する恐れがあるとして許可しないように要望書を出したと聞いている。
 私も、人事ではないと思って、水に解ける灯篭をつくっている会社に成分の問い合わせをしたが、返答は無かった。
 荒川下流河川事務所および東京都は、水に溶ける灯篭を流すことは、来年こそ、厳しく規制してもらいたいものである。

12月13日(1937)南京占領

 日本軍は1937年12月13日南京を占領して6週間にわたって中国人を虐殺した。おそらく何万もの人々を・・・。論争はいろいろあるが、戦争がいかに人間性を失わせるかを示している。インターネット上でもいろいろなサイトで資料が提示されている。ぜひ、ごらんあれ。

指定管理者制度について

 今日で第4回定例区議会は終了。公の施設を民間事業者に管理運営をまかせる指定管理者制度への移行に関するものが殆ど。
 私は、荒川7丁目にできた荒川山吹ふれあい館がNPO法人荒川区高年者クラブ連合会を指定管理者と指定することについて賛成討論を行った。(趣旨は以下の2点)
①区民が設立したNPO法人がふれあい館を運営することは、住民の手による地方自治をめざす観点から歓迎する。
②契約においては、自治体の政策として掲げている、地域雇用・公正な労働条件・高齢者や障害者や母子家庭の雇用・個人情報保護や情報公開・区民との協働などが推進されることが必要。区としても、指定管理者制度に関する指針を明らかにする必要がある。
(討論原稿)
 新星クラブの瀬野喜代です。私は、議案第105号  荒川山吹ふれあい館の指定管理者の指定について賛成の立場で討論を行います。
 地方自治法244条に規定された「住民の福祉を増進する目的をもって、その利用に供するための施設」である、「公の施設」の管理運営が、区の出資団体や社会福祉法人だけでなく、民間事業者も可能となりました。これまで、荒川区では、実績のある社会福祉法人や事業拡大を推進している株式会社などが指定されてきましたが、今回、初めて、区民がたちあげた、特定非営利活動法人である 荒川区高年者クラブ連合会が受託することになりました。住民自らが地方自治の担い手となることが必要とされている今、今回の、区民が設立したNPO法人がふれあい館の指定管理者として指定されることを歓迎します。
 全国の自治体の中には、地域住民がコミュニテイ活動を行う施設において、地域住民が管理運営団体を設立し、管理運営を行う場合などは、公募を行わず、指定管理者に優先的に指定する自治体もあります。団体の施設管理運営能力を確かめた上で公の施設を区民の運営に任せる方向は住民の手による地方自治を実現する有効な手段といえるでしょう。
 契約に際し、区の理念に合致した契約を行っていただきたいと思います。区民の雇用を優先し、就労の機会の少ない高齢者・障害者や母子家庭の雇用に配慮すること、労働条件・労働福祉に配慮すること、環境・男女共同参画・失業者対策など、自治体政策を理解した事業運営を指定管理者団体に実践を求めることが必要です。また、個人情報保護・情報公開の推進・差別的取扱いの禁止・利用者との協働運営の推進など、必要とされる事業運営の基本理念を確認することが必要ではないでしょうか。
 荒川区では、個別の指定管理者候補者募集要領にいくつかの必要とされる条件を盛り込み、既存の施設設置条例を改正して指定管理者制度の導入を行っています。指定管理者制度が新しい制度であることからの対応でありましょうが、募集要領では、区の理念を網羅できていないと思います。区民参画・区民との協働のためには、雇用・環境・福祉・個人情報保護・情報公開など、自治体の理念を明らかにした、指定管理者制度導入に関する指針を明らかにするべきではないでしょうか。
 非営利で活動する荒川区高年者クラブ連合会が、自治体の政策に基づいて、数あるふれあい館の先頭に立って事業運営を行い、すばらしい区民サービスが実現するよう期待して、賛成討論とします。
 

12月に思う

 もう今年も師走。区内で開かれた12月恒例の集いに参加した。
 
 ひとつは、さつき会館で行われた森谷新さんの講演会、「改憲は誰のためのものか」。毎年12月8日の開戦の日前後の反戦反差別実行委員会の取り組みである。
 
 先日発表された自民党の新憲法草案は「自衛軍」と明記し、海外派兵を盛り込んだ。来年そうそうにも、改憲のための国民投票法案が上程される見込み。10月5日の毎日新聞世論調査では、9条改正賛成は30%。反対62%。国民が改憲を望んでいるわけではない。
 そもそも、「押し付けられた憲法」という声があるが、白鳥敏夫(A級戦犯=イタリア大使)が巣鴨刑務所に服役中、吉田外相あて書簡で「戦争放棄」の憲法制定を進言。幣原喜重郎首相が白鳥所書簡を元にマッカーサーに提案し、連合軍司令部の憲法草案がつくられた。この憲法草案については国会でさかんに議論された結果、現憲法が制定された。
 改憲こそ「米国の押し付け」ではないか、と森谷さんは言う。地域・職場での運動を、と。
 国民誰もが平和を望んでいる。(戦争で儲けたい人は望んでいないかもしれない)
 人の命が何より大切。軍隊なんかいらない。
 次は、アクロス荒川での、障害者も高齢者も歌や踊りの輪でつながる、コール・コアラの「クリスマス会」。一人一人が主役であり、実行委員でもある、心温まる手づくりコンサートをありがとう。
 そして、区民による「交響曲第9番」。力のこもった合唱だった。小学生の男の子も一生懸命歌っていたのもすばらしい。
 平和だからこそ、歌を、踊りを、オーケストラを楽しむことができる・・・・。