障害があるからこそ普通学級がいい

片桐健司著 千書房
 障がい児を普通学級や心障学級(今では特別支援学級)で受け持ってきた先生の経験。子ども同士のかかわりあいが障がい児の力を引き出す実践例が心を打つ。「障がい児は専門家のていねいな指導で伸びる」とだけではいいきれない、子ども同士の育みあう力を実感できる。
以下、幸せと貧困について考えてみる本の紹介
ドキュメント高校中退・・・いま、貧困がうまれる場所 青砥恭著
科学3月号 幸福の感じ方・測り方
週刊ダイアモンド 無縁社会 おひとりさまの行く末
脱貧困の経済学 雨宮処凛・飯田泰之著

三井マリ子さん勝訴

Image278.jpg  勝利集会で喜ぶ三井さん
 大阪府豊中市の女性センター「すってっぷ」の初代館長として活躍していた三井マリ子さんが、男女平等を否定する市会議員らの圧力に屈した豊中市職員の画策により、雇止めになったことで、豊中市ととよなか男女共同参画推進財団を訴えた裁判の控訴審で、逆転勝訴の判決がでた。
 判決では、男女平等を否定するいわゆるバックラッシュの動きを逐一認定し、豊中市の部長が三井さん以外の新館長候補の内諾を得るために「一部勢力の動きに屈しむしろ積極的に動いた」ことを「財団事務局長及び人権文化部長が事務職にある立場あるいは中立であるべき公務員の立場を超え、控訴人に説明のないままに常勤館長職体制への移行に向けて動き、・・・・・控訴人の人格を侮辱したというべきであって、控訴人の人格的利益を侵害するものとして、不法行為を構成するものというべきである」と述べている。
 非常勤館長ゆえ、雇止めとして排除された三井さんが、あきらめずに訴えたおかげで、今日の勝利があった。
 男女平等をじゃまする勢力がなくならない日本で、この判決の意義は大きい。傍聴して「150万円支払え」という塩月裁判長の主文朗読を聞き、勝利集会で、弁護団の熱い想いを聞いた。うれしい1日だった。
 

所得税率

 子ども手当について、「所得制限がないのはおかしい」と言われた時、「所得税をあげればいいのだから」と答えてきた。本当に所得税率の改革はどうなるのか注目している。
 所得税最高税率は、
1974年:75%(93%)
1999年:37%(50%) 
2007年:40%(50%)
 ( )内は所得税+住民税の最高税率 
 どう考えても、あまりにも金持ち優遇だ。      

予算賛成討論

私は、民主党・市民の会として、2010年度荒川区一般会計予算につきまして、原案賛成、修正案反対の立場で討論を行います。
 世界経済は、最悪期を脱したとの見方が強まっているともいわれますが、先行き不安の状態は変わりません。そんな中、荒川区の一般会計来年度予算総額は、今年度からマイナス44億2千万円の817億8千万円となっています。税金収入の減も見込まれていることから、堅実な予算案といえましょう。
 施政方針の中で「区民の幸福のために、持続可能で将来の財政負担にも堪え得るだけの財政の健全性を確保した予算」と説明されました。この基本的な考え方を評価します。
 地方自治体の責務として、持続可能で、地域経済を活性化するような予算を求めたいと思います。
 まず、健康の分野では、荒川区民の健康状態が、全国平均より悪い現状にかんがみ、積極的にたばこ対策、生活習慣病対策に取り組む姿勢や、女性の健康応援事業を評価します。新型インフルエンザ対策については、全国の自治体の先頭に立って取り組んできた今までの経験を総括し、今後に備えていただきたいと思います。区民の死亡原因トップの、がんにしろ、脳梗塞にしろ、正しい知識を持ち、たばこをやめ、かたよらない食事と、十分な休養と運動が最大の予防であることを啓発して下さい。高齢者福祉の分野では、住まい対策の拡大とともに、在宅生活を支える小規模多機能型居宅介護への支援がさらに加わったこと評価します。見守り事業や介護予防にさらに、地域福祉の観点を充実させて、温かい地域づくりをすすめていただきたいと思います。障がい者福祉の分野では、就労事業に重点的に取り組んでいること、幼児から学齢期への相談事業の継続が始まったことを歓迎します。たんぽぽセンターと教育センターの連携をさらに強めて下さい。
子育て支援の分野では、ボランテイア団体への支援が始まったことを評価します。区民との協働をすすめ、地域福祉の充実を実現してほしいと思います。保育園の待機児童をなくすため、さらに努力をお願いいたします。教育の分野では、スクール・ソーシャル・ワーカーの配置を歓迎します。教育委員会においては、何よりも、「学校が楽しい」と子どもたちが思うような学校運営をお願いしたいと思います。また、(仮称)あらかわ地域大学が始まります。区と区民との協働で地域経済を活性化し、地域福祉を担う人材養成に期待します。産業の分野では、商店街空き店舗対策を地域福祉の観点から、区民との協働を創り出す努力をぜひともお願いしたいと思います。
予算委員会の審議の中で、繰り返し、日本学術会議の2008年の提言「我が国の子どもの成育環境の改善に向けて」で述べられている、「子どもが外で群れ遊ぶ経験の欠如が、こどもの危機をもたらしている」という観点を紹介しました。子育て・学校・公園・道路・環境などなど、区政のすべての分野で、「荒川区として、こどもの危機に何ができるか」という命題に取り組んでいただきたいと思います。また、子どもが病気になっても休めない職場、家族そろって夕飯を食べることができない長時間労働が、いかにこどもの育ちに悪影響をもたらすかを指摘しました。日本の国全体で考え直さなければならない課題でありますが、毎年、正規職員を減らしている荒川区役所で、決して、そんな職場環境にならないよう、十分な配慮をお願いします。また、官製ワーキングプアなどどいう言葉で語られる非常勤職員の処遇改善に取り組む区の姿勢を評価するとともに、さらなる取り組みと、区民サービスの担い手として、指定管理者、委託業者など民間の働き方にも光をあてる、荒川区を期待しています。
幸福実感都市を掲げ、「不幸なひとを減らすこと」をめざして、自殺防止対策もはじまりました。区長が施政方針演説の中で謳われた、「温かさと優しさに包まれたふるさと荒川」の実現を目指して、そして、区民の心に寄り添う政治を期待して、討論を終わります。

路地裏に子どもの群れる街 他

 予算委員会⑤
環境交通
4年前の一般質問で「歩きたくなる街を目指そう」と提案し、今、区は「歩いて楽しいまち」をテーマにしている。「路地裏に子どもが群れる街づくり」をめざしたらどうか。
区:検討をすすめたい
空き店舗対策
こども・高齢者の居場所づくりを区民との協働で
 品川区の商店街では子育てと商店街活性化のふたつのNPOが協力して、空き店舗で子育てサロン・一時預かり・短時間保育所の子育て支援事業がはじまっている。大型店舗の進出が続いて危機的状況にある商店街の活性化を。
ボール遊びのできる公園整備を  
 たとえば、生涯学習センターにネットを整備したらどうか。
区:今でも団体使用がなければれば自由に使えるはず。
せの:使っていいのなら広報したらどうか。中学生はお断りとされている。
障がい児通級教室
 普通教室から通級している情緒障がい・難聴言語障がいの教室に通いたいという特別支援学級の保護者の要望がある。検討できないか。
区:特別支援学級の方がより手厚い支援を受けられる。そのような要望は聞いていない。
せの:私も聞いているし、たんぽぽセンターにも寄せられている。たんぽぽセンターと連携して区民の要望を聞くべきである。特別支援学級の指導方法にも課題があるのではないか。