議会の節電

 議会でも節電を話し合っている。本会議場の明るさも40%マイナスにしたとのこと。まったく変わったことがわからないくらいだった。いままでの電力使いすぎを思う。
 冷房を使う時の電力のピークが午後2時なのだから、、民主党・市民の会は、本会議を午前中にすればいいと提案している。これには、条例改正が必要だと初めて知った。条例に開始時間は午後1時と記されている。条例改正提案は、他会派から賛成を得られない見込みらしい。
 昨日は、全国フェミニスト議員連盟の総会と学習会があり、全国から女性議員が集まった。埼玉や多摩の地方議員に聞いてみたら、10時から、9時半から、という。「なんで条例で決めるの?なんで1時からしか開かないの?」と尋ねられる始末。
 23区の区議会の常識は、全国の非常識ということがいろいろありそうである。議長の報酬が、議員報酬の1・5倍というのも、そう。本会議午後1時開催もそうかもしれない。
 条例に午後1時開催などと書かないで、柔軟に対応すればいい。お金もかからないし、だれも困らないピーク時の節電だとおもうのだが。
 民間会社に勤める友人は、「私ら、休日は変わるし、昼休みもずらされるし、大変な思いをして節電している。議会は甘いね」と一刀両断。
 皆さん、いかが思われますか。

幸せの指標

 昨日のNHKクローズアップ現代で荒川区の取り組みが紹介された。子育て安心の指標を考える区職員の一生懸命さがうれしかった。区施設の広さやおもちゃの数よりも、みんなの実家@まちやでの、ボランティアとのつながりが若いお母さんにとって魅力だと紹介されていた。
 私は、ボランテイアがお母さん達に寄り添うように、区が、お母さん達の気持に寄り添ってくれているという安心感が求められていると思う。
 昨日は、教育長に若いお母さん達に会ってもらって、学校プールへの不安を聞いてもらった。荒川区では、環境教育の一環で、子ども達がプールの溜まった水からヤゴを採って育てるのだが、今年は、放射能の不安がある。教育長は、何かいい方法を考えましょうと答えておられた。よろしくお願いします。

震災対策の見直しを

 5/31に『東日本大震災:人権の視点から見た被災地~ ヒューマンライツ・ナウ(HRN)現地調査報告会』に参加した。避難所の格差や食料事情、女性、障がい者、外国人の困難な状況が報告された。若い弁護士さんたちの動きが頼もしい。
 いまだ、避難所で難渋している人々が多い。水道が復旧せず、苦労してる様子が報道されている。だのに、国会の有様は何だ!情けない・・・。

健康・危機管理対策調査特別委員会

 5月27日、臨時議会が開催され、各議員の役割分担を決めた。
 今年度、私は、総務企画委員会と健康・危機管理調査特別委員会に所属する。
 この、健康・危機管理調査特別委員会は、「特別委員会のテーマをどうするか」という議論の中で、私は、「3・11後の諸課題について調査すべき」という要望をあげてきた、その結果だと思う。おそらく、そういう意見をもつ議員が多かったのだろう。
 議会に先立って、以下の要望書を持って区長と面談したが、「検討する」に留まった。今日の朝日新聞によると、他区では取り組みが始まっている。原発からの距離に関係なく、高い数値が出るホットスポットが話題になっている。会派として、測定を検討していて、今日、原子力資料情報室に相談にいく。
 6月14日10時から、健康・危機管理対策調査特別委員会が開催される予定なので、議会で議論をすすめたい。
 要望書
平成23年5月24日
荒川区長 西川太一郎 様
民主党・市民の会     清水啓史 瀬野喜代 竹内明浩
放射性物質への対応について
3月11日の東日本大震災により福島原発事故が発生をしました。
それに伴い、放射性物質に対する関心も高まり、多くの区民、とりわけ子どもを抱える家庭においては不安を感じています。
放射能の特性から、地域によって偏在することが想定されます。
よって、政府へ不安解消への対応を求めていくとともに、下記の通り、区としての対策を要請します。
                  記
一  区内において大気・土壌・食品等の測定を行い、公表すること。
  
一  あわせて、放射能に対する正しい知識を広報するよう努めること
一  計測値の状況に応じて、必要な対策を速やかに講じること

10万年後の安全

 昨日、話題の映画を見た。静かな画面とサスペンス風の音楽が、怖かった。フィンランドの科学者たちが、危険がなくなる10万年後まで、使用済みウラン燃料をどこに保存するのか、地下に埋めるのが一番安全ならば、子孫たちが掘り返さないように伝えるにはどの方法がいいのか、実に淡々と語るのだ。
 原発を稼働すれば、放射能廃棄物は必ず生産される。再使用するとプルトニウムができるので、テロの可能性を考えて、それは選択しない。
 日本では、再利用を試行しているが、うまくいっていない。「10万年後」の子孫たちのことまで考えて、フィンランドのような議論は・・・・ないよなあ・・・・。
 新宿の原子力資料情報室の放射線量測定値はだいたい屋外で0.15μシーベルト。×24時間×365日で、1mシーベルトは軽く超える。おまけに、外部被ばくと内部被ばくを考慮すると、大気中の3倍と計算するという。
 国際放射線防護委員会は一般人の被ばく限度量を1mシーベルトと勧告している。福島原発事故は収拾しそうにはない。う~む。
 明日、区長に会って放射線量の測定を要望することになっている。